後美術論

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あらすじ

後美術(ごびじゅつ)とは、美術や音楽といった既成のジャンルの破壊を行うことで、ジャンルが産み落とされる前の起源の混沌から、新しい芸術の批評を探り当てる試み。
例えば、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの活動を同じ「後美術(アート)」と呼ぶこと。
ポピュラー音楽と前衛美術の枠組みが外されて、二人のアーティストとなったジョンとヨーコによる「音楽と美術の結婚」――。
このジャンルを溶解させる婚姻から授かる創造の地平が「後美術」である。
*本誌20、23、28、170ページの図版について、電子書籍には収録されておりません。ご了承ください。