椹木野衣 5件 人気順 新着順 パンデミックとアート 椹木野衣 世界を一変させ、あれほどわたしたちを不安と恐怖、混乱に陥れたコロナ・パンデミック。 刻々と伝えられる感染拡大情報、政府や自治体から次々と発されるアラートや指針に右往左往した日々。 マスクをめぐる混乱、無観客で開催されたオリンピック、繰り返す感染拡大の波──。 20世紀初頭に起きた人類史上桁違いの災厄「スペイン風邪」を忘却していたことに思いを馳せ、 不可逆的に変容してゆく「日常」を見つめつつ書き継がれた美術批評家椹木野衣によるコロナ週報。 コロナ・パンデミックの恐慌が世界を襲った2020年3月から4年に渡る連載時評を書籍化。 「忘却」に抗い、遠からずまた訪れる「反復」に備えるために──。 2,420円 アウトサイダー・アート入門 椹木野衣 アウトサイダー・アートとは、障害者や犯罪者、幻視者など正規の美術教育を受けない作り手が、自己流に表現した作品群。40年間、小さなアパートで空想の戦争物語を挿し絵とともに描き続けたヘンリー・ダーガー。手押しの一輪車を心の支えに33年間、石を運び、自分の庭に理想宮を作り上げたフェルディナン・シュヴァル。12歳で入った養護施設で貼り絵と出会った山下清。彼らに通底するのは社会からの断絶によって培われた非常識な表現手法。逸脱者だからこそ真の意味で芸術家たりえた者たちの根源に迫る。 1,024円 後美術論 椹木野衣 後美術(ごびじゅつ)とは、美術や音楽といった既成のジャンルの破壊を行うことで、ジャンルが産み落とされる前の起源の混沌から、新しい芸術の批評を探り当てる試み。 例えば、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの活動を同じ「後美術(アート)」と呼ぶこと。 ポピュラー音楽と前衛美術の枠組みが外されて、二人のアーティストとなったジョンとヨーコによる「音楽と美術の結婚」――。 このジャンルを溶解させる婚姻から授かる創造の地平が「後美術」である。 *本誌20、23、28、170ページの図版について、電子書籍には収録されておりません。ご了承ください。 4,224円 震美術論 椹木野衣 自然災害による破壊と復興、そして反復と忘却を繰り返してきた日本列島という「悪い場所」において、はたして、西欧で生まれ発達した「美術」そのものが成り立つのかー。 東日本大震災をひとつのきっかけに、日本列島という地質学的条件のもとに、「日本列島の美術」をほかでもない足もとから捉え直すことで、「日本・列島・美術」における「震災画」の誕生、そして、そこで「美術」はいかにして可能となるのかを再考する画期的な試み。 *本誌188、191ページの図版について、電子書籍には収録されておりません。ご了承ください。 3,696円 反アート入門 椹木野衣 芸術には芸術の分際がある。アートの出生とその証明。ポップアートと死の平等。あまりに根源的な(反)入門書。 1,584円 1 TOP 電子書籍(本・小説) 椹木野衣