捕手異論 一流と二流をわける、プロの野球『眼』
著者:里崎 智也 1,584円
あらすじ
セオリーを疑えば野球の本質が見えてくる
異端キャッチャーの、“型破り”な野球の見方
「うまく」「強気に」の言葉ほど疑え! 責任回避のサイン
デキる捕手は相手打者の「影」を見る
「送りバント」「ジグザグ打線」は本当に有効?
安易な野手コンバートは、捕手人材難を助長
WBC敗退で見えた日本野球の課題……etc
ナイツ 塙宣之との“延長戦”放談収録
第1回WBC優勝、2度の日本一に輝いた男がズバッと一刀両断!
野球が100倍楽しくなる18の視点
(著者からのメッセージ)
野球というスポーツをより主体的に楽しもうと思えば、取りまく環境の変化への“適応”を絶えず求められる僕らと同じく、
観る側であるみなさんもまた自身の“視点”をつねにアップデートしておく必要があるわけだ。
もちろん、野球観を論じた書籍は世のなかにもすでにたくさん存在するし、
そこに書かれていることが「間違いだ」などと言う気もさらさらない。
本書にまとめたのはあくまで、キャッチャーという立場で16年間にわたってプロ野球に携わってきた僕が、
実際にプレーをする当事者のひとりとして感じ、考えてきたことばかり。
誰もが疑いの目を向けていなかった球界の“常識”とされる物事にさえ、あえて異を唱えているのも、
僕自身が誰より球界の進化・発展を願っているからに他ならない。
なかには「文句ばかり言って! 」とあきれる方もいるかもしれない。
だが、そんな僕の“異論”に、みなさんのもつ野球観が少しでも刺激されるようなら、
著者としてこれほどうれしいことはないのだ。