急所を直撃!とっておきの雁木破り

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あらすじ

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雁木敗れたり!

コンピュータ将棋の影響や、増田康宏六段ら若手棋士が採用し好成績を挙げたことでその優秀性が再認識され、大流行している戦法が「雁木」です。
堅さよりバランスを重視する現代将棋の象徴ともいえる囲いで、攻守にわたってスキがないのが大きな特長です。

雁木が流行したことで、それと同じ数増えたのが雁木を相手にする場面です。
相手にしたときにこれほど嫌な囲いはないでしょう。なにしろどこから手をつけていいのかわかりません。下手に一点集中で攻めてもうまくかわされ、カウンターのための手駒を相手に渡すだけに終わります。

どこが急所で、どこから開戦していいのかすらわからない、そんな数多くの将棋ファンの福音となるのが本書です。

本書では▲3七銀急戦、腰掛け銀、相雁木という3つの雁木に対する有力策を紹介しており、3つの作戦すべてで互角以上に戦えることがわかります。あとは自分の棋風や好みにあわせてどれか一つの作戦を選ぶだけ。

これで雁木対策に悩まされる日々ともサヨナラです。