Pen 2019年 4/15号

購入した作品の読み方

あらすじ

何回泣けるといったあざとい惹句や、
作為に満ちたストーリーが欲しいわけじゃない。
紙の手触りを確かめながら、絵のタッチに見入り、
削ぎ落とされて「すとん」と心に落ちる物語を読む。
やがてきゅうっと胸が痛くなり、心が震え、
本来の自分に戻る││絵本はそんな時間をくれる。
本特集では、国内外の人気作家が創作の秘密を
明かしてくれたり、原画の数々を見せてくれたり。
ユーモアあふれる作品の裏に秘められた、
巨匠たちの知られざる生涯も振り返る。
せつなくて、ほろっとする名作も一挙紹介。
ひとりで読むもよし、誰かに読み聞かせるもよし。
今日はどんなお話を、心に咲かせようか。

心にしみる絵の力で、胸を熱くする描き手。
 アントワーヌ・ギヨペ (フランス)
 ため息が出るほどに美しい、繊細な切り絵。

 トム・オーゴマ (フランス)
 言葉よりも雄弁に語る、ミニマルな絵の力。

 junaida (日本)
 残された余韻が、読み手から想像力を引き出す。

 nakaban(日本)
 豊穣な余白こそが、忘れられない一冊を生む。

 阿部海太 (日本)
 色彩のうねりが、カンヴァスから押し寄せる。

心に物語をもつと、いろんな場面で使えます。
人気作家の創作の世界へ、いざ飛び込もう。
 宮西達也│“テーマありき”でいけば、物語はブレない。
 ヨシタケシンスケ│大人がマジメに語れないことも、絵本でなら言える。

大宮エリー、初の絵本を語る。
 書き下ろし2篇
「もしもし 森です」
「まざーあーす」

作品の裏に隠れた、知られざる巨匠の生涯。
Pen厳選、テーマ別「泣ける絵本」コレクション

デザインの美しさが、胸に響く7冊。

新旧の名作に出合える、絵本に強い東西の書店。

サスティナビリティが生んだ、優しい一着。