フェイクの時代に隠されていること 【分冊版 5 】
斎藤環/福山哲郎 330円
あらすじ
本コンテンツは単行本「フェイクの時代に隠されていること」を分冊したものです。「はじめに ソフトな全体主義から対話的民主主義へ 斎藤環」「おわりに 安保法制強行採決以降、日本で起こっていたこと 福山哲郎」を収録しています。
否認(精神分析用語)=あまりにも不快な事実に直面した際に、圧倒的な証拠が存在するにも関わらず、それを真実だと認めず拒否すること。
国会において堂々と嘘をつく人がいて、批判されシラを切り、後にそれが嘘だと明らかになってもまた別の嘘をつく、「否認」が際限なくまかりとおったこの四年間とは、まさに歴史上ありえない「フェイクの時代」の日々であった。はたしてその裏で社会では一体何が起こっていたのか。いつしか貧困と差別が固定化し、分断と格差が際限なく広がる世界ができあがっていたのである。そして、にも関わらず、安倍政権の支持率は30%と高い。それは一体なぜなのか。政界一の論客である立憲民主党幹事長・福山哲郎と、この国に暮らす人の精神の変動を診察し続ける精神科医・斎藤環が、未曾有の四年間、この国で本当に起こっていたことのすべてを解き明かす。