最新 子宮がん・卵巣がん治療

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あらすじ

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男性にくらべ女性は、若年層でがんに罹患することが多く、20代~50代では男性の発症数を上回ります。
その多くが乳がんを含んだ婦人科系のがんです。
本書のテーマである子宮がん・卵巣がんは、妊娠出産や性生活といった、人生において大切なことがらに影響を与えるため、
治療法の選択がその後の生き方にも大きな意味をもってきます。
また、婦人科系のがんは近年、治療成績が向上したことから、発症後の長い人生を考える意味でも、治療法の選択は重要です。
本書は最新の治療法を紹介しつつ、そのどれを選択すべきかの判断の助けとなるよう編集しました。

【内容】

★第1章★「がんの疑いがある」あるいは「がん」と診断されたら知っておくべきこと
 がん治療を選択するのは、あなた自身
 子宮・卵巣のしくみと働きを再確認
 子宮頸がんは若い人に多く見られる
 子宮頸がんの原因ウイルスは性行為で感染する
 卵巣がん・子宮がんには遺伝が関わっている場合がある
 婦人科で受ける基本検査・細胞診・組織診

★第2章★ 受ける治療を決める前に確認しておきたいこと、準備しておくこと
 がんの告知を受けたときに心がけたいこと
 進行期(ステージ)を知る
 納得のいく治療を受けられる病院を選ぶポイント
 病気のこと、家族や職場にどうやって伝える?
 知っておきたい! 治療にかかる費用と援助制度

★第3章★ あなたが受ける子宮がん・卵巣がんの治療法を選択する
 がん治療の中心となる3つの治療法
 ステージ別治療法の選択
 妊娠・出産を望むときの治療
 化学療法の副作用に対処する
 放射線療法の副作用に対処する

★第4章★ 退院後、安心して生活するために
 排尿障害は膀胱訓練などで対処する
 むくみ(リンパ浮腫)には早めに対応を
 腸閉塞は早期発見がポイント
 女性ホルモンの低下が招く「卵巣欠落症状」
 術後の“性生活”のこと

★第5章★ 再発・転移について、これだけは知っておいてほしいこと
 最低5年間は、外来で診察を受ける
 生活習慣を正して再発リスクを下げる
 再発・転移したときの治療法
 痛みをコントロールする緩和ケア
 治療をやめるという選択肢を考えるとき

女性のみなさんへのアドバイス
(1)不正出血をみたら産婦人科で検査を
(2)健康でも1~2年に一度は「子宮がん検診」を
(3)家族が卵巣がんに罹患! 遺伝性検査の受診を
(4)よく理解したうえで子宮頸がんワクチンの接種を