広河村異聞戦前・戦中茨城県教育史―祖父母の生き来し道より―

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あらすじ

国民学校長だった著者の祖父は敗戦の翌年に、民主教育担当者として適任ではないとして退職した。祖母に「学校やめて百姓する」といったという。戦後の「新しい教育」をあたりまえのように受けた世代である著者は、祖父がなぜ学校をやめなければならなかったのか理解できなかった。そもそも戦中・戦前の教育はどういうものであったのか。著者は祖父母がどういう教育を受け、時代をどのように生きてきたのかを知るために、さらに曽祖父母の生きた時代へと郷土の歴史をさかのぼる必要にせまられた。先祖の生きた時代をたどる旅は、新鮮な驚きと発見、示唆に満ちていた。この感動をぜひ若い人たちに知らせたい。