ひとりの力を信じよう――「今あるもの」で人と地域の未来をつくる

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あらすじ

被災した「限界集落」に、なぜ今、全国から数千人が訪れるのか?

総合商社、製薬大手など様々な企業の社員から
官僚、こども、ハーバードの学生まで、
あらゆる人が学び、ともに未来を創造する。
津波で壊された町「雄勝」を地域活性化の
トップランナーにした異色の起業家の奮闘記。

ひとりでも、やる。ひとりから、動かす。
ビジョンも計画もなかった。ただ自分にできることをやり続けた――。
各地の個人・企業・行政を「目の前のひとりから」動かしてきた起業家が語る、
新しい地域づくりとゼロからの変化の起こし方。

「被災地」を「未来をつくる現場」に変えた男たちの物語。この人の強さではなく優しさに、みな思わず手を差し伸べてしまうのだと思う。電柱の高さのスーパー堤防より、ここに描かれた「つながり」の方がよっぽど強靭なのではないだろうか。――藤原和博(教育改革実践家)