Pen 2011年 5/15号
Pen編集部 523円
あらすじ
懐中時計から進化を遂げた腕時計が登場したのは、19世紀初頭。
以来、時を知るための新たな発想が次々に生まれ、先を争うように進化を始めた。
世界旅行が可能になってくると、各国の時間を知る必要がでてくる一方で、
正確さを極限まで追求する複雑時計「コンプリケーション」のために開発の時間と費用、そして時計師の英知が惜しみなく注ぎ込まれるように。
また腕時計は、時代を代表するデザインも巧みに採り入れてきた。
懐中時計の洗練されたモチーフからアール・デコの角形へ、 さらにミッドセンチュリーや実験的デザインへの変遷は劇的なほど。
だが、いずれの腕時計にも共通しているのは「美しさ」を湛えていること。
腕時計を選ぶことは美の主張であり、もつ人の生き方をも映すのだ。
その深遠なる世界を、著名人や老舗ブランドも参考に徹底的に考え直してみたい。
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