リストカット(前編)

購入した作品の読み方

あらすじ

10分で読めるミニ書籍です(文章量12,000文字程度=紙の書籍の24ページ程度)

「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。


内容説明

過去の恋愛が引き金となって、リストカットを繰り返す女性の話。

OLをしているハルは、真夏でも長袖生活をしている。
リスカの傷を隠すためだ。
それにいつもスカートで通勤をしている。
傷を見せることなく、セックスするためだ。

リスカと『自分いじめ』と称したセックス依存症をどうにかしなくてはと思っているが自分ではどうすることもできない。
そんな時に現れた隣人、恭平との出会い。
彼との時間に心地よさを感じながらも、自分を止めることができない。

ハルは、腕に残る傷と心にある傷、リスカと『自分いじめ』の後悔をぬぐい去るために必死に何とかしようともがき苦しむ。
「不安と安心の間にあるものとは?」

そんな時、偶然恭平にリスカの現場を見られてしまう。

心の奥につらいものをしまい込んでいる人、思い出したくない恋の経験がある人に読んでもらいたい作品です。
心に残った傷を共感しませんか。

著者紹介 

桜井 涼(サクライリョウ)
1978年新潟県生まれ。元学習塾講師。その頃より子どもの心に興味を持つ。2009年よりライターとして活動。子どもの心に関するコラム、子どもの心が正常に育つために夫婦へのアドバイスなども執筆中。心の闇を抱える子どもへの取材や心理学… 以上まえがきより抜粋