大江戸妖怪かわら版1 異界より落ち来る者あり
購入した作品の読み方あらすじ
三ツ目や化け狐たちが平和に暮らす、おだやかな魔都「大江戸」。かわら版屋の少年・雀は、この町に住むたったひとりの人間だ。面白話を求めて奔り回る雀のところに「人間を拾った」との一報が。おかっぱ頭の童女が、人間の住む異界から落ちてきたというのだ――。朗らかな妖怪たちの姿を鮮やかに描いた、優しい人情噺。
レビュー・口コミ(2件) 一覧へ
※ネタバレありのレビューです。
5点異界に落ちてきた人間の子「雀」が妖怪達が闊歩する大江戸で暮らす和製ファンタジー。作者の香月日輪さんは描写がすごく上手いと思います。かわら版の記事を書く雀が妖怪達と大江戸を走り回るのですが、色鮮やかにイメージが浮かんでくるようです。その様子がとっても楽しそうで、読んでいてわくわくできる大江戸妖怪かわら版シリーズ。食べ物がおいしそうなのも、おすすめポイントの1つ。読書中は不思議な異世界の空気にどっぷり浸れます。