北方謙三 204件 人気順 新着順 水滸伝 九 嵐翠の章 北方謙三 死んだはずの妻、張藍(ちょうらん)が生きている。その報を受けた林冲(りんちゅう)は、勝利を目前にしながら戦を放棄し、ひとり救出へと向かう。一方、呉用(ごよう)は攻守の要として、梁山泊の南西に「流花寨(りゅうかさい)」を建設すると決断した。しかし、新寨に三万の禁軍が迫る。周囲の反対を押し切って、晁蓋(ちょうがい)自らが迎撃に向かうが、禁軍の進攻には青蓮寺(せいれんじ)の巧みな戦略がこめられていた。北方水滸、激震の第九巻。 471円 水滸伝 十 濁流の章 北方謙三 官はついに地方軍の切り札・代州の呼延灼(こえんしゃく)将軍に出撃命令を下した。呼延灼は、一度だけなら必ず勝てると童貫(どうかん)に宣言し、韓滔(かんとう)らとともに、戦の準備を着々と進めていく。凌振(りょうしん)の大砲をはじめとして、恐るべき秘策を呼延灼は仕込んでいた。一方、梁山泊は晁蓋(ちょうがい)自らが本隊を指揮し、万全の布陣で戦に臨む。精強な軍同士の衝突が、静かに始まろうとしていた。北方水滸、血戦の第十巻。 471円 水滸伝 十一 天地の章 北方謙三 梁山泊の頭領の対立が深刻化していた。兵力をもっと蓄えたい宋江(そうこう)。今すぐ攻勢に転じるべきだと主張する晁蓋(ちょうがい)。しかし、青蓮寺(せいれんじ)は密かに暗殺の魔手を伸ばしていた。刺客の史文恭(しぶんきょう)は、梁山泊軍にひとり潜入し、静かにその機を待ち続ける。滾(たぎ)る血を抑えきれない晁蓋は、自ら本隊を率いて、双頭山(そうとうざん)に進攻してきた官軍を一蹴し、さらに平原の城郭(まち)を落とした。北方水滸、危急の十一巻。 471円 水滸伝 十二 炳乎の章 北方謙三 青蓮寺(せいれんじ)は執拗に闇塩の道の探索を続け、ついに盧俊義(ろしゅんぎ)の捕縛に成功した。過酷な拷問を受ける盧俊義を救うため、燕青(えんせい)は飛竜軍とともに救出へ向かう。一方、北京大名府に残る闇塩の道の証拠を回収すべく、宋江(そうこう)自らが梁山泊全軍を率いて出動する。それに対して青蓮寺は、雄州の関勝(かんしょう)将軍に出陣の命を出した。宣賛(せんさん)と策を練り、梁山泊の盲点を見極めた関勝が静かに進軍する。北方水滸、極限の第十二巻。 471円 水滸伝 十三 白虎の章 北方謙三 官は十万以上の兵で、梁山泊への進攻を開始した。流花寨(りゅうかさい)には趙安(ちょうあん)の軍が押し寄せ、呼延灼(こえんしゃく)、関勝(かんしょう)、穆弘(ぼくこう)がそれを迎え撃つ。呉用(ごよう)は流花寨の防衛に執心するが、官の狙いは別の所にあった。董万(とうまん)の大軍が息を潜め、急襲の秋(とき)を待っている。一方、孔明(こうめい)と童猛(どうもう)は官の造船所の襲撃を計画した。強固な防備の中、百名の寡兵で潜入を試みる。そして、ついに董万が疾風の如く動き出した。北方水滸、決死の十三巻。 471円 水滸伝 十四 爪牙の章 北方謙三 梁山泊は、威勝(いしょう)の田虎(でんこ)の叛乱が青蓮寺の策略だと看破した。近くの石梯山(せきていざん)に魯達(ろたつ)や鄒淵(すうえん)らを派遣し、切り崩しを図る。しかし、田虎に雇われた張清(ちょうせい)が、精強な傭兵部隊を率いて立ちはだかった。一方、官は梁山泊の完全殲滅(せんめつ)を決意する。禁軍・地方軍・水軍あわせて20万の軍兵を投入してきた。兵力で圧倒的に劣る梁山泊に対し、空前の規模の攻撃がついに始まる。北方水滸、焦眉(しょうび)の十四巻。 471円 水滸伝 十五 折戟の章 北方謙三 どの寨が崩れても、梁山泊は潰滅する。極限状況の中、各寨は必死の防戦をしていた。特に激しい攻撃に晒(さら)された流花寨(りゅうかさい)は、花栄(かえい)らが死を覚悟して闘い続ける。しかし、官の水軍の進攻が始まり、それも限界が近づいていた。一方、宣賛(せんさん)は起死回生の策を考え出す。密かに李応(りおう)や索超(さくちょう)、扈三娘(こさんじょう)を北京大名府(ほっけいたいめいふ)に急行させた。梁山泊の命運を握る作戦が今、静かに始まる。北方水滸、危局の十五巻。 471円 水滸伝 十六 馳驟の章 北方謙三 梁山泊は戦によって、潰滅寸前にまで追い込まれていた。回復の時を稼ぐため、侯健(こうけん)と戴宗(たいそう)が偽の講和案を持って開封府に近づく。また、晁蓋(ちょうがい)を殺した史文恭(しぶんきょう)が再び動き出した。名を変え、商人になりすまし、次なる標的のそばで暗殺の機を待ち続けている。それに対し、公孫勝(こうそんしょう)は袁明(えんめい)の首を狙っていた。堅牢な守りをかいくぐり、いま、致死軍が青蓮寺を急襲する。北方水滸、暗闘の十六巻。 471円 水滸伝 十七 朱雀の章 北方謙三 童貫(どうかん)と畢勝(ひっしょう)が、怒濤の猛攻を開始した。董平(とうへい)率いる双頭山が総力を挙げて迎え撃つが、次々と同志は討たれていく。更なる禁軍の進攻を止めるため、侯健(こうけん)は偽の講和案を進めていた。が、そこには思わぬ落とし穴が待ち受けている。一方、致死軍と高廉(こうれん)の軍の決戦が間近に迫っていた。闇の中で、両者は息を潜め、刃を交える時を待っている。北方水滸、悲泣の十七巻。 471円 水滸伝 十八 乾坤の章 北方謙三 童貫(どうかん)軍の猛攻撃が始まった。呼延灼(こえんしゃく)は秘策をもってそれを迎え撃つ。梁山湖では李俊(りしゅん)率いる水軍が、巨大な海鰍船(かいしゅうせん)と対峙していた。梁山泊に上陸される危険を背負いながら、幾百の船群に挑む。一方、二竜山も陥落の危機を迎えていた。趙安(ちょうあん)の進攻を一年以上耐え抜いた秦明(しんめい)は、総攻撃を決意する。楊春(ようしゅん)、解宝(かいほう)が出撃、そして、青面獣の名を継ぐ楊令(ようれい)が初めて騎馬隊の指揮をとる。北方水滸、死戦の十八巻。 471円 水滸伝 十九 旌旗の章 北方謙三 最終決戦の秋(とき)が訪れる。童貫(どうかん)はその存在の全てを懸けて総攻撃を仕掛けてきた。梁山泊は宋江(そうこう)自らが出陣して迎え撃つ。一方、流花寨(りゅうかさい)にも趙安(ちょうあん)が進攻し、花栄(かえい)が死力を尽くし防戦していた。壮絶な闘いによって同志が次々と戦死していく中、遂に童貫の首を取る好機が訪れる。史進(ししん)と楊令(ようれい)は、童貫に向かって流星の如く駈けた。この国に光は射すのか。漢(おとこ)たちの志は民を救えるのか。北方水滸、永遠の最終巻。 471円 楊令伝 一 玄旗の章 北方謙三 梁山泊炎上から三年――。宋との戦いに敗れた漢たちは各地に潜伏し、再起の秋を待ち続けていた。燕青は、梁山湖に沈められていた軍資金の銀を引き上げる。呼延灼、張青、史進は各地で流浪の軍を組織していた。青蓮寺による残党狩りが熾烈を極めるなか、梁山泊軍には「替天行道」の旗を託された男、青面獣・楊令の帰還が待ち望まれていた。漢たちの熱き志を刻む「北方水滸」の続編。 550円 楊令伝 二 辺烽の章 北方謙三 北の地で苛烈な戦をしていた幻王の正体は、楊令だった。燕青と武松は梁山泊軍への合流を求めるが、楊令は肯んじない。一方、呉用は、江南で叛乱をもくろむ方臘のもとへ趙仁と名乗って潜入していた。梁山泊軍との決着を望む童貫は、岳飛という少年に目をかける。呉用と楊令は会合を持ち、今後の戦略について話し合う。国を揺るがす動乱が、北と南で始まろうとしていた。 550円 楊令伝 三 盤紆の章 北方謙三 楊令は、幻王として金軍を率いながら、梁山泊の重装備部隊とも連携し、遼に侵攻した。呉用が潜入する江南では方臘の叛乱が拡大し、宋地方軍に大きな痛手を与えている。一方で聞煥章は、帝の悲願の地である燕雲十六州に、ある野望を抱いていた。ついに宋禁軍に出動の命令が下り、童貫は岳飛を伴い江南へ出陣する。宋、遼、金国、方臘と入り乱れての闘いの火蓋が切られた。楊令伝、擾乱の第三巻。 550円 楊令伝 四 雷霆の章 北方謙三 楊令を頭領に迎えた梁山泊は新たな寨に替天旗を掲げ、兵力を結集させていく。禁軍の趙安は、金国との海上の盟により燕京攻略に向けて北進し、耶律大石ら燕国建国の夢を賭した旧遼軍と対峙した。一方、方臘は、精強な軍と信徒の圧倒的な数の力で江南を席巻する。南下した童貫が、ついに反乱鎮圧に動き始めた。信徒の熱狂渦巻く中、呉用は方臘の軍師として、童貫軍を迎え撃つ。楊令伝、熱戦の第四巻。 550円 楊令伝 五 猩紅の章 北方謙三 推戴した皇帝が暗殺され、聞煥章の燕国建国の野望は半ばにして潰えた。燕軍は瓦解し、北の戦線は終熄する。梁山泊軍は、楊令の作戦によって河水沿いの地域を一気に制圧した。一方、江南では宋軍による方臘信徒の殺戮が凄惨を極めている。しかし度人の声はなお熄まず、呉用は決死の覚悟で勝利のための秘策を練る。方臘自らが前線に立ち、ついに童貫軍との最後の決戦が始まった。楊令伝、狂瀾の第五巻。 550円 楊令伝 六 徂征の章 北方謙三 南北の動乱が終息し、呉用は江南から救出された。金国では阿骨打が亡き後に呉乞買が即位し、国の体制を整えつつある。梁山泊は、制圧した地域を守りながら、来るべき宋禁軍との全面対決に向けて戦力を蓄えていた。候真は、黒騎兵を抜けて新たな任務に就く。一方、扈三娘は息子たちが消えたという報せを受けて洞宮山へ駆けつけるが、聞煥章の劣情渦巻く奸計に陥ってしまう。楊令伝、風雲の第六巻。 550円 楊令伝 七 驍騰の章 北方謙三 童貫率いる宋禁軍が、ついに梁山泊討伐に出動した。開封府では、燕青と侯真が、不穏な動きを見せる青蓮寺の妓館を探っている。梁山泊は楊令を中心に結束を強め、童貫を迎え撃つ準備をかためた。張平は黒騎兵を離れ、新たに編成した青騎兵を率いる。花飛麟軍が、宋禁軍の先鋒・岳飛軍と激突し、史進遊撃隊に入った呼延灼の息子、穆凌は、趙安の首を狙って疾駆する。楊令伝、白熱の第七巻。 550円 楊令伝 八 箭激の章 北方謙三 激戦が続き、童貫軍がゆっくりと梁山泊内に進軍した。岳飛は先行して棗強を奪取する。楊令は新たな軍の配置を命じ、呼延灼の軍は息子の呼延凌が引き継いだ。扈三娘軍には花飛麟が援護に入り、劉光世、張俊軍とぶつかり合う。雨の降りしきる戦場で、花飛麟は扈三娘への恋情を露にした。一方、金国は対宋開戦でまとまり、唐昇を先鋒に、完顔成、撻懶、斡離不が南下を始める。楊令伝、悲闘の第八巻。 550円 楊令伝 九 遥光の章 北方謙三 歴戦の同志を失いながらも、梁山泊軍は、童貫軍と全軍あげてのぶつかり合いを続けている。乱戦の中、戦場の中央に陣取る郭盛軍は少しずつ前進を始めた。童貫は『幻』の旗に向かい、岳飛は楊令軍を止めるべく疾駆する。一方、金軍は宋領深く南下し、青蓮寺は北の大商人たちの財産接収を始めていた。歴史が大きく動こうとするなか、ついに楊令と童貫とが戦場で邂逅する。楊令伝、圧巻の第九巻。 550円 1 ... 789 ... 11 TOP 電子書籍(本・小説) 北方謙三 8ページ目