西村寿行 72件 人気順 新着順 碇の男 西村寿行 作家・能海十蔵は帰宅途中、交通事故に遭った女性を病院へ送り届ける。十三年後、死の床にある件の女性から、面会の申し出を受けた。宴席が用意され、もてなされる十蔵。が、気づくと監禁され理不尽な尋問が始まった。傑作ハードロマン集! 550円 怨霊孕む 西村寿行 南北朝後期。熊谷義直は桔梗ヶ原の戦に敗れ、伊那谷に落ちた。郷主を襲い押領するしか生きる道はない。栗野家を襲い、妻の真澄を略奪する。長子を斬殺したとき凶兆が現れた。以来、熊谷家は白い小児の貌の怨霊に蝕まれてゆく……長篇伝奇小説。 550円 風は悽愴 西村寿行 強姦強盗の常習で札付きの悪党「疾風の徳造」。彼は伊那谷の破れ寺に庵を結ぶ竜海に廃寺を世話される。心に闇を抱えたまま徳造は野良犬ゴロと紀州犬シロを飼い始めるが、ある夜ゴロは哀切の咆哮とともに姿を消した……感動の長篇動物小説。 440円 君よ憤怒の河を渉れ 西村寿行 東京地検のエリート検事・杜丘冬人は、新宿駅の雑路で突然、女性から強盗強姦犯人だと指弾される。濡れ衣を着せられたその日から地獄の逃亡生活が始まった。自分を罠に陥れた者は誰なのか。怒りだけが彼の支えだった。巨匠の最高傑作長編! 高倉健主演映画原作。 796円 黒い鯱 西村寿行 強欲成金の親子に殺人予告状が送付され、道楽息子が殺された。戦慄した父親は暴力団に警護を頼むが、四十人近い組員もろとも皆殺しにあう。さらに財団連会長に新たな殺人予告状が届く。警視庁は万全の警備態勢を敷くが、娘になりすました何者かが侵入し、会長は殺害された。重大事案発生に、時宗(ときむね)首相は仙石文蔵(せんごくぶんぞう)を頼る。文蔵の戦時中国での因縁に絡む犯人像が浮かんだ。ハードロマン巨篇。 814円 荒涼山河風ありて 西村寿行 記者・寺本徹が月山で異様な光を目撃した直後、巨大な土石流が発生した。同じ頃、悪天候を突き朝日連峰を深夜飛行するヘリがあった。ヘリに疑念を抱いた寺本は娼婦殺害容疑で追われるが、気象庁技官の協力を得て、真相追及に執念を燃やす! 495円 白い鯱 西村寿行 政界の黒幕として君臨した槐島佐吉(けじまさきち)。彼は密かに小樽からレポ船に乗り、赤い国首脳と接触する。だが、オホーツク海で死体となった。敗戦時、槐島は赤い国と密約を交わし、首相にまで登りつめた。それをいま、軟禁中の反体制作家イワンに暴露されようとしていた。仙石文蔵は時宗首相からイワン拉致の依頼を受けるが、赤い国は先手を打ち仙石の愛人を人質にする。シベリアを舞台にした大死闘! 770円 呑舟の魚 西村寿行 戦国時代の怪魚伝説が残る北陸の町に、ある日一人の男が忽然と現れ、自分は町の名家黒須家の次男平吉だと名乗る。当主吉孝は二十年前に行方不明となった弟の出現に不安を覚えた。莫大な遺産相続に加え、怪魚が現れた年に生まれた者は災いをもたらす、という黒須家の呪いを平吉が宿していたからだ。平吉の魔性は目覚め、あてがわれた嫁を嗜虐的に犯し、兄嫁をも肉欲で貫く。狂気の長篇官能ハードロマン。 605円 二万時間の男 西村寿行 夕暮れの峠の茶屋に、一人の女性が車の故障で助けを求めてきた。親切を装う茶店の夫婦は彼女に猿轡を噛ませ凌辱する。峠で失踪した妻を探し執念の捜査を続ける警視庁刑事の曾我は、一年三か月後、白骨化した妻と対面した。一方、諏訪湖を見渡す峠に、茶店の借り受けを申し出る夫婦があった。店の所有者桐生は、夫婦を性の奴隷として屈従させ、異常な関係を続けるが……人間の業の深淵を描く表題作他、全四篇。 550円 幻の白い犬を見た 西村寿行 山東まさの車が、崖から濁流の天竜川へと転落した。目撃者は、彼女が車の前を走る白い犬を轢き殺そうとして追っているように見えたという。確かにブレーキを踏んだ跡はなかったが、犬の足跡もなかった。保険調査員、尾形は山東家が短命の女系家族で、明治時代に彼らの里が山津波で潰滅したことを知る。謎の背景には、数世代前の山東家のおぞましき因縁が関わっていたのだ。戦慄のハードロマン全七作。 495円 妄執果つるとき 西村寿行 学生会館が出火し、居住者の学生一人が焼死した。被害者が所持していた現金も消えていた。所轄の中原刑事は学費滞納で除籍になっていた安田を自白へ追い込む。しかし男は法廷で自供を覆したのだ……裁判制度の矛盾を抉る長篇サスペンス! 440円 わが魂、久遠の闇に 西村寿行 佐渡を飛び立ったセスナが北アルプス上空で行方を断った。搭乗者は東洋銀行頭取を始め五名。一方、プロダイバーの出雲も愛する妻子の帰宅を待ちわびていた。妻子が遭難したセスナに同乗した可能性を疑った出雲は佐渡に飛ぶ。彼はそこで妻が頭取に犯されたことを突きとめた。さらに、奇跡的に遭難者全員が救出されたが、その中に妻子の姿はなかった。出雲の執念の追及が始まった。復讐のハードロマン巨篇! 660円 鷲 西村寿行 死神シリーズ第7弾。八王子で警察官連続殺害事件、宗教法人の貸し切りバス爆破事件が相次いだ。当局の必死の捜査にもかかわらず、容疑者の顔は浮かんでこなかった。威信の失墜に蒼白となった警察庁警備局長は、テロリスト・ハンターとして世界に名を馳せた中郷広秋と伊能紀之に白羽の矢を立てた。毒を以て毒を制す――「死神コンビ」の復活だ。姿なき凶悪犯に容赦ない血の裁きを加えるときが来た。巨匠渾身の長篇ハードロマン。 550円 虚空の影落つ 西村寿行 徳川幕府が倒れた明治初期、廃仏毀釈の嵐が吹き荒れ、首を落とされた野仏が路傍に転がる信濃路を旅の雲水・虚空が往く。虚空には野望があった。かつて自らも加わり討幕に奔走した赤報隊は、佞臣・岩倉具視の裏切りで指導者は処刑され、虚空はからくも追捕から逃れた。その岩倉と対峙して、信濃二十万の草莽を糾合し、自治国を樹立しようというのだ。歴史ロマンに新境地を拓いた長篇意欲作。 550円 修羅の峠 西村寿行 木曾経文村(きそきょうもんむら)の守り神・地蔵菩薩が盗まれ、村の代表として、越路武平(こしじぶへい)が探索の旅に出た。ひと月後、武平は帰村の途中、修羅の峠の十王像の前で、何者かに惨殺された。大正時代、流浪の石工(いしく)が怨念をこめて刻んだという十王像には、何が秘められているのか? 事件を追う武平の娘・津恵と五堂捜査員の前に、やがて大物政治家の影が……。著者、異色のハード・サスペンス。 550円 炎の大地 西村寿行 無法のブラジル奥地、開拓農園を匪賊(ガリンペーロ)・毒蛇(ジャララックス)が襲い、根岸夫妻は虐殺され、幼い兄弟だけが残された。日本の警察庁から派遣された浅脇警視正は、匪賊と日本の過激派が手を組んだとの情報を得、襲撃者を追う。それから五年後、復讐の決意を秘めている根岸兄弟の前に、再び暴行と掠奪のかぎりをつくす毒蛇が姿を見せた。ジャングルと貧困、凄絶な掟と赤い土(テーラ・ベーリョ)の地平に渦巻く野望。巨匠の異色バイオレンス巨編! 660円 雲の城 西村寿行 警視庁警視・徳田左近は海上遭難を装い、まんまと超豪華クルーザーに救出された。狙いは船のオーナーの御子神軍児。世界的な名花クレマチスに魅入られ、幻の新種の作出に執着する大コンツェルンの総帥でもある御子神が、一年前に公海上で水葬に付したクレマチス美術会副理事長・神崎の死因に疑惑があったからだ。妖しの花に溺れていく男の妄念を描く表題作他、好評徳田左近シリーズ二篇を収録。 550円 花に三春の約あり 西村寿行 明鏡流杖術の名手・逢魔紀魅は、死の床にある母・麻紀子から父の消息を知らされた。暗殺船〈レグルス号〉――東西両陣営に最も危険視されたクルーザー武装団のキャプテン・アキバが父だというのだ。同じ頃、暗殺船は某国政権転覆を請け負い、インド洋上にあった。そのアキバに、紀魅失踪の報がもたらされた……。血染めの海岸に凌辱の嵐ふくハードロマン巨篇。名作「峠に棲む鬼」続篇。 605円 月を撃つ男 西村寿行 かつて、戦闘機で夜空を翔(か)け昇り、月を撃ち落とそうとした大尉がいた。その孫である刑事・貴舟玄舟(きふねげんしゅう)は、ある日、何者かに拉致され一億円で命を賭けた死のゲームを受け、旅立つ。逃避行中、彼は偏屈な老人や謎の美女に救(たす)けられ、追走劇の裏で蠢(うごめ)く組織を知る。玄舟は、組織の巨大な謀略を暴(あば)こうとするが……。壮大な構想で描く、長編ハード・サスペンス。 550円 荒らぶる魂 西村寿行 赤石岳山麓でペンションを経営する治宗は、夫婦の破局が因(もと)で愛育していた仔猪・ゴンタを山に放った。四年後、突如、南アルプス山中に巨大な猪が出現。それはかつてのゴンタだという。付近に出没し、荒れ狂う手負いのゴンタ。人生に傷ついた治宗は、山狩りからゴンタを救出することに、自らの再生を賭けるが……。人間の心に潜む哀しみと、動物への限りない愛を描く巨編! 440円 1234 TOP 電子書籍(本・小説) 西村寿行 2ページ目