岡本綺堂 65件 人気順 新着順 半七捕物帳 四 湯屋の二階 岡本綺堂 半七の粋な気の利かせ方 半七の手先、熊蔵が不穏な話を持ってくる。熊蔵の経営している湯屋に、大晦日も正月も欠かさずに毎日やってきては、怪しげな話をしている二人連れの侍がいるというのだ。 翌日、半七が湯屋を訪れ、侍が入浴しているうちに荷物を検めると、男か女かもわらないほど干からびた人間の首と、短い角と大きな口・牙を持った謎の動物の頭が出てきて――!? 半七にしては珍しい失敗話。果たして二人の侍の正体とは? 330円 半七捕物帳 五 お化け師匠 岡本綺堂 一見、恐ろしい事件だが、半七の眼はごまかせない嘉永7(1854)年、長屋で踊りの師匠「お化け師匠」歌女寿(かめじゅ)が蛇に巻き殺される。歌女寿は芸を仕込んでいた、身体の弱かった養女の歌女代を働かせ過ぎて、一年前に病死させてしまっていた。その歌女代の霊が出ることから、歌女寿は「お化け師匠」と巷で呼ばれていたが、とうとう呪い殺されたのでは……との噂が立ち始める。半七の推理は……。 330円 半七捕物帳 六 半鐘の怪 岡本綺堂 江戸の下町で起こる奇々怪々の事件。誰かのいたずらなのか?江戸の下町で、火事でもないのに町内の半鐘が鳴らされるという奇妙な事件が起きる。その後も、女の頭の上に何かが落ちかかって怯えさせたり、何者かが洗濯物をかぶって屋根から屋根へと走ったりと、町内を大騒ぎに陥れる。やがて鍛冶屋の弟子である権太郎が、捕えられるが、その夜、半鐘がまた鳴らされる。一連のいたずらの犯人は権太郎ではないのか?半七は、どう解決するのか? 330円 半七捕物帳 七 奥女中 岡本綺堂 文久2年のある夏の夕刻に、茶店を営んでいるお亀という女が娘のお蝶のことを相談しに、半七のもとを訪れる。娘のお蝶が二度ほど奥女中にかどわかされ、どちらも10日ほど姿を消していたが、大金を持って戻ってきたというのである。お蝶の話では、とある武家屋敷できれいな着物を着さされ座らされただけで、時折、様子を見に正体のわからないものが来たという。ただ怖くなって、泣いて帰りたいと頼んだので、礼金と共に帰してくれた、とのことであった。しかし、今回、奥女中が二百両の金でお蝶をもらい受けたいとの話を持ってきたのである。相談を受けた半七は……。 330円 半七捕物帳 八 帯取りの池 岡本綺堂 かつて市ヶ谷にあったという、帯取りの池(池に美しい錦の帯が浮いているのを見つけて取ろうとすると、たちまちその帯に巻き込まれ、池の底に飲み込まれてしまう‥‥。という伝説を持つ)。その池に、あるとき、派手な女物の帯が浮かんでいた……。その後、帯の持ち主のおみよが死んでいたことが判明。誰かがおみよを殺害後、おみよの帯だけを投げ込んだのか?半七は、調べはじめる……。 330円 半七捕物帳 九 春の雪解 岡本綺堂 慶応元年、雪がちらつく中、半七は、ある建物の門前で、女を振り切ろうとする按摩の徳寿を見かける。数日後にも同じ場面に遭遇、徳寿から事情を聞くことにする。徳寿の話によると、その建物は吉原の辰伊勢の寮であり、なぜかそこに入るとぞっとするのだ。半七が調べるうち、ある辻占売りが行方不明になっていることがわかる。 330円 半七捕物帳 10巻セット 岡本綺堂 江戸の町を舞台に半七が走る! 岡本綺堂によるあの人気時代小説「半七捕物帳」が10冊セットで登場! 目次 半七捕物帳 一 お文の魂 半七捕物帳 二 石灯籠 半七捕物帳 三 勘平の死 半七捕物帳 四 湯屋の二階 半七捕物帳 五 お化け師匠 半七捕物帳 六 半鐘の怪 半七捕物帳 七 奥女中 半七捕物帳 八 帯取りの池 半七捕物帳 九 春の雪解 半七捕物帳 十 広重と河獺 3,300円 半七捕物帳 十 広重と河獺 岡本綺堂 2つの別々の話から成る作品。『広重』は浅草田町の辺りで起きた事件。旗本屋敷の大屋根の上で、3、4歳の女の子の死体が見つかる。身元もそうだが、どうやってその大屋根の上に上がったかが頭を悩ませる。話は縄張り違いの半七のところまで来て、半七は調べ始める……。『河獺』は、本所中の郷で何者かに襲われる事件が相次ぐ。「河獺」の仕業だと言われるが、五十両の入った財布がなくなった十右衛門は、自分がかこっているお元という女の従弟が。怪しいと告げるが……。 330円 半七捕物帳 十一 朝顔屋敷 岡本綺堂 安政三年十一月十六日、半七は、八丁堀の同心から呼ばれ、出かけていったところ、旗本の杉野家の用人から内密に相談を受ける。杉野家の嫡男大三郎が、姿を消してしまったという……。付き添っていた中小姓が草履の緒をすげ替えていたほんのわずかな間だという。神隠しなのか?半七は、直接杉本家の様子を探ろうとするが……。 330円 半七捕物帳 十二 猫騒動 岡本綺堂 文久二年の話。芝神明宮近くに住んでいた老女おまきは15、6匹の猫を飼っているほどの猫好きで、近所の人たちからは「猫婆」と嫌われていた。迷惑した隣人たちは家主と話し、猫を捨てに行ったものの、すぐに戻ってくる有様で手の打ちようがない。結局、海に投げ込むという方法で落ち着いたが、その七日後「猫婆」おまきが頓死する。病気?殺し?それとも猫の祟り? 半七が捜査に乗り出す。 330円 半七捕物帳 十三 弁天娘 岡本綺堂 安政元年、神田明神下にある山城屋の番頭利兵衛が、半七のもとを訪れる。小僧の徳次郎が病気になり、実家で息を引き取ったという。ただ、死に際に徳次郎が、店の一人娘であるお此に殺されたと言い残したことから、兄の徳蔵が無心に来たのだ。犯人はお此なのか? 半七の推理が冴える! 330円 半七捕物帳 十四 山祝いの夜 岡本綺堂 八丁堀同心の奥さんの産後見舞いに、箱根に向かっていた半七と子分の多吉。旅に出て二日目の晩、泊まっていた宿で事件が起こる。商人が殺され、胴巻きの金が盗まれたのだ。二人が役人の取り調べを待っていると、蚊帳の外から「助けてくれ」と声がする。声の主は以前多吉に金を借りておきながら、今の今まで顏を出すことすらしていなかった道楽者の七蔵。不義理を理由に突っぱねる多吉をたしなめ、半七が話を聞いてみると、七蔵は殺しの犯人と関わりがあったために、主人である若侍、市之助に手打ちにされそうになっているのだった。責任を負う覚悟を決めてしまっている市之助と命が惜しい七蔵を助けるべく、半七は真相解明に乗り出す。 330円 半七捕物帳 十五 鷹のゆくえ 岡本綺堂 逃げた鷹の行方を突き止めることができるのか?安政六年十月、半七は八丁堀の同心に朝から呼び出される。申し渡された用件は、鷹の探索。将軍家の鷹匠である光井金之助が、鷹を逃がしてしまったという。ことが露見すれば、鷹匠の切腹は免れない。半七は現場の品川へと向かい、鷹の飛んで行った目黒のほうへと足を伸ばす。途中、雨宿りで入った蕎麦屋で、鳥さしと知り合った半七は……。 330円 半七捕物帳 十六 津の国屋 岡本綺堂 弘化四年六月、常盤津の女師匠である文字春は、浴衣を着た十六・七の娘が後をついてくるのに気付き、気味悪く思いながらも声をかける。娘は、文字春が住む町内にある酒屋『津の国屋』の娘に逢いに来たらしかった。しかし、しばらくすると、その娘はふっと暗がりに消えてしまう。怖くなった文字春は、慌てて大通りまで走り、大工の兼吉と出会う。兼吉から事情を聞いた文字春は、ますます怖くなり、生きた心地もしなくなる。その後、津の国屋でも、怪しい出来事が続けて起こる‥‥。今回は、半吉ではなく、色白の二枚目桐畑の常吉がこの解決に挑む。 330円 半七捕物帳 十七 三河万歳 岡本綺堂 ある年の十二月の朝、神田橋の御門外、鎌倉河岸の道端に、若い男の死体があった。ただ、まだ息のある三ヶ月くらいの嬰児がその男のふところに抱かれていた。その赤子には牙にも似た二本の歯が生えており、いわゆる鬼っ児であった。そこに、赤子ならぬ猫の児をなくした香具師がいるという話を、半七の子分が聞き込んでくる。半七がその香具師・富蔵に事情を聞くが、富蔵はなぜか知らぬ存ぜぬを通すが……。 330円 半七捕物帳 十八 槍突き 岡本綺堂 文化三年、突然、闇の中から槍で往来の人を突くという事件が続いたが、当時、下手人はわからずじまい。そして約20年後の文政八年にもいわゆる『槍突き』が続発し、人々を不安と恐怖に陥れ、同心や岡っ引たちを血眼にさせる。ある日、岡っ引の七兵衛に奇妙な情報がもたらされる。柳原の土手で若い女を乗せた駕籠が『槍突き』に突かれたのだが、中には黒猫が刺されて死んでいたのみであるという……。 330円 半七捕物帳 十九 お照の父 岡本綺堂 慶応元年五月の午後、半七のところに柳橋で芸妓をしているお浪が駈け込んできた。その日の朝早く、何者かが芸妓屋を営む新兵衛の家に押し入り、新兵衛が殺されたという。唯一、犯人とおぼしき者を見かけた女中のお滝は寝ぼけていたのと、狼狽していたので、「背の低い小児のような怪物で、体一面黒かった。」と証言するが、役人は信じず、お滝はそのまま番屋に止められてしまう。新兵衛は、最近、柳橋を引き払って遠いところへ引っ越したいといっており、役人は、それを嫌がっていた姉のお照の仕業ではないかと見る。柳橋の新兵衛の家を訪れた半七は、丹念に調べ始める……。 330円 半七捕物帳 二十 向島の寮 岡本綺堂 慶応二年の梅雨の頃、生薬屋の主人である平兵衛が半七のところへ相談に来る。同店で働く女中のお徳の妹お通が、向島にある大家の寮に奉公したが、奉公先が気味が悪く、すぐにでも辞めたいという。お通は大蛇を祭っているといわれる真っ暗な土蔵に毎度食事を持っていく役目を担っているのだが、ある日二階から降りてきた若い娘がお通に声をかけてきた。この若い娘の正体はいったい? 果たして土蔵に祭られているという大蛇はいるのか? 半七が捜査に乗り出す……。 330円 半七捕物帳 二十一 蝶合戦 岡本綺堂 かの吉良上野介の屋敷のあった、本所松坂町に住んでいた善昌という尼は、その自宅に弁天像を祭り、信者を集めていた。万延元年六月に、近くの竪川で幾万という蝶が群がって乱れ飛んだときも、かつて善昌が予言していた凶事の前兆だと、信者は、囁いた。それから半月の間、すなわち十五日間の大護摩焚きを行うことになったのだが、その最中、善昌は「お告げがあった」と祀ってあった弁天像を隠してしまう。そして、護摩焚き終了の翌日、善昌がいなくなってしまった……。集まった信者たちが家捜しをすると……。 330円 半七捕物帳 二十四 小女郎狐 岡本綺堂 『御仕置例書』とは、江戸の奉行所に各地の代官所から判断が難しい裁きについて、問い合わせてきたものをまとめた帳面をいう。半七は、そこから下総国新石下村で寛延元年に起きた「小女郎狐」と呼ばれる事件を話し出す。 あるとき、猪番小屋で、酔い潰れた七人の若者が煙でいぶされ、うち五人が死亡するという事件が発生。村人たちは、この若者たちが少し前に小狐を殺していたことから、「小女郎」と呼ばれる狐の敵討ちに遭ったに違いないと噂する。 しかし、ひとり岡っ引の常陸屋長次郎は、事件のカギを別のところに見出す……。 330円 1234 TOP 電子書籍(本・小説) 岡本綺堂 2ページ目