篠綾子 41件 人気順 新着順 十五夜草 小烏神社奇譚 篠綾子 父親の命日に墓参りへ行った泰山が、何者かに取り憑かれてしまう。竜晴が妙見の呪をかけると墓守の鬼が現れる。死んだ親兄弟を忘れたり、死者を嘆かせるようなことをしなければ害は与えないと言うが、泰山は何か思い悩んでいるようで……。竜晴もまた、夢の中で繰り返し聞く「ある声」に苛まれていた。竜晴の真の使命が明らかになる最終巻! 763円 くわいの丸煮 木挽町芝居茶屋事件帖 篠綾子 冬が近づき、木挽町の芝居茶屋かささぎでも、ふうふう言いながら食べる豆腐や里芋の田楽などをはじめ、体の温まる料理が人気だ。そんなある日、店に金持ち風の男が現れた。男は日本橋で本屋を営む萬屋清兵衛と名乗り、山村座の座元兼役者の四代目長太夫の贔屓筋だと言う。見た目と裏腹に質素な品を頼んだ清兵衛は帰り際、かささぎの商売敵・巴屋の話をして去っていく。同じ頃、消息を絶った弟を捜しに来たという女客とその息子の二人連れに協力することになった喜八たち。そこには鬼勘も絡んできて──。失踪の謎、絡み合う因縁、元かささぎ組の絆……シリーズ完結篇! 792円 幽霊草 小烏神社奇譚 篠綾子 旅から帰ってきた竜晴たちに、平穏な日々が戻る。ある日、小烏神社に小ぎんという少女が現れ、行方不明の姉を捜して欲しいと訴える。姉が大切にしていたという人形を見た竜晴は、「持ち主はもう生きていないだろう」と伝えるが。同じ頃、江戸の町では男が失踪する事件が頻発し、その現場には幽霊草の花が咲くと噂が立つ。人気シリーズ第九弾! 763円 菊花ちらし 木挽町芝居茶屋事件帖 篠綾子 実りの秋。人気役者の甥で、美男と評判の喜八が仕切る芝居茶屋かささぎでは、秋なすにしめじ舞茸、新生姜など、滋味あふれる食材を豊富に使った料理で客をもてなしている。そんな折、下総から江戸遊山にやってきた、お菊という美女と冴えない大男という二人連れがいた。そのお菊に、店内に居合わせた久作と名乗る男が菊若水という化粧水を買わないかと持ち掛ける。喜八は、久作の商いの仕方が気になって……。料理と芝居、そしてかささぎを舞台に巻き起こる人間模様と、三度楽しめる大人気時代小説シリーズ、第五作! 792円 薫そうめん 木挽町芝居茶屋事件帖 篠綾子 蒸し暑い雨の日。美男・喜八が仕切る木挽町の芝居茶屋かささぎで、元金貸しの隠居・岩蔵と、金貸しの奉公人だという長助が相席となった。二人を中心に店には和やかな時が流れていたが、岩蔵の棘のある言葉で場は白けてしまう。それでも岩蔵をやけに気にかける長助。一方、常連で狂言作者の娘・おあさは、駿河台で起きた詐欺事件を取材中らしい。その上、かささぎを大茶屋にする応援がしたいと、喜八にある計画を持ち掛けてくる。芝居の町が舞台、人情たっぷりの事件帖、第四作! 792円 龍の髭 小烏神社奇譚 篠綾子 江戸の人々を悩ませる不眠と悪夢の元凶だった鵺を退治した竜晴達。だが「これで終わりと思うな」という鵺の言葉通り、再び蜃気楼が現れ、それと共に小烏丸が姿を消す。小烏丸を捜す旅に出た竜晴と泰山は、旅先で平家一門を診ている泰山そっくりの医者に遭遇する。泰山は治療を手伝い、竜晴は中宮御所で一人の女性に出会うが……。シリーズ第八弾! 763円 菖蒲ちまき 木挽町芝居茶屋事件帖 篠綾子 暦が夏を迎えた頃。芝居茶屋かささぎは、美男で評判の喜八や弥助目当ての女客や、料理人・松次郎が作る小料理を求める客で今日も賑わっていた。季節のおすすめ、茗荷料理の評判もいい。しかしそこへ、茗荷ばかり食べさせて、物忘れにさせる気だと騒ぎ出した客がいた。他の客たちも不安な顔をし始めたとき、「それは迷信だ」と武家の中間らしき男が割って入ってくれた。藍之助と名乗るその男、目下人探しをしているそうで……。重版出来大人気シリーズ、第三巻! 792円 雛あられ 木挽町芝居茶屋事件帖 篠綾子 小体だが、気の利いた旬の料理に、店主・喜八とその兄弟分・弥助の色男ぶりで人気の芝居茶屋かささぎ。ある日店に、眼鏡をかけた上方言葉の客がやってきた。風変わりなその男は、常連の娘・おあさの父にして狂言作者の東儀左衛門で、男前の喜八と弥助に台帳(台本)を書く手伝いとして、せりふ読みや立ち回りをしてほしいのだと言い出す。一方、喜八は近所の大茶屋・巴屋がらみのいざこざに巻き込まれ……。喜八と犬猿の仲である火付改・鬼勘も絡んで、またひと騒動の予感──大人気シリーズ第二幕! 770円 初午いなり 木挽町芝居茶屋事件帖 篠綾子 木挽町の芝居茶屋かささぎは、若い店主・喜八とその兄弟分・弥助、料理人・松次郎の三人で営む小さな店。誰もが振り向く色男・喜八と冷たい風貌で女心を痺れさせる弥助目当ての女客や、気の利いた小料理を求める常連に愛されている。が、じつは喜八、かつて江戸市中の風紀を乱す無頼の徒と粛清され、命を落とした町奴かささぎ組親分のひとり息子。それ故、鬼勘の異名をとる火付改・中山直房に、なにかと敵視され……。芝居の町を舞台に、喜八と鬼勘の掛け合いが見どころの事件帖、人情たっぷりにいざ開幕! 770円 神様の果物 江戸菓子舗照月堂 篠綾子 母代わりの了然尼が建立中の寺の庫裏になつめが越して初めて迎えた秋のある日、駿河で医者をしている兄・慶一郎が突然訪ねてきた。なつめが七歳のときに京の生家で起きた火事の夜以来、十余年ぶりの再会である。兄からは、両親が亡くなった火事の真相が明かされる。一方、京の菓子司・果林堂の御曹司で、江戸遊学中の長門からもたらされた寒天なる材料に興味津々のなつめ。世話になった照月堂を辞め、今後どのような菓子を作っていこうかと模索した後に辿り着いた道とは……。菓子職人を志した娘・なつめの物語、ついに完結。 748円 宝の船 江戸菓子舗照月堂 篠綾子 十二月三十日。年内の仕事を終えた駒込の菓子舗照月堂では、暮れの〈鬼やらい団子〉を揃っていただこうと、皆が居間に集まっていた。その席で主・久兵衛は、落合に寺を建てる育ての母・了然尼に付き添うため、なつめが店を辞めることになったと告げる。菓子作りは続けるというなつめに、これからも弟子として頼ってほしいと労う久兵衛。惜しまれながら、二年半勤めた店を後にし、新たな暮らしを選んだなつめ。精進を続ける照月堂、京で生み出された菓子……物語が大きく動き出す、シリーズ第九作。 726円 梔子の木 小烏神社奇譚 篠綾子 江戸に急増する不眠と悪夢。漢方の薬が品薄のため、医者の泰山は代替品として梔子の実を処方していた。そんな時、美しい少年が患者にお札を配り歩いているという噂を聞きつける。竜晴は薬種問屋の三河屋でその札を見せてもらうことに。札に呪法がかかっていることを一目で見抜いた竜晴は少年を探そうとするが、数日後、泰山が行方不明となり......。 763円 子育て飴 江戸菓子舗照月堂 篠綾子 梅香る頃、照月堂では、これまで注文を受けて作っていた煉り切りを店頭でも売り出した。これも、幕府の有力者が贔屓にしてくれるようになったおかげと、主・久兵衛や番頭の太助は感謝しきりである。忙しくなった厨房では、弟弟子を迎えたなつめが饅頭作りに挑んでいた。そんなある日、ちょうど留守にしていた隠居の市兵衛を「旦那さん」と呼ぶ女が訪ねてきた。どうもちょっとわけありらしい。店の面々は、市兵衛とその女の仲を疑って困惑するが……。照月堂と、菓子職人をめざす娘なつめの物語、シリーズ第八作。 704円 雪ひとひら 江戸菓子舗照月堂 篠綾子 冬が近づいて、そろそろ炬燵が恋しい神無月朔日の朝。なつめが修業先の照月堂に向かう道中、昨夜火事で焼け落ちたという家屋の前に人が集まっていた。その様子を見て、幼少時火事に遭い両親も亡くした自分が、大きく気持ちを揺さぶられないことに疑問を覚えるなつめ。照月堂では主・久兵衛が幕府歌学方・北村季吟から炉開きの茶会用にと注文を受け、菓子の道をさらに精進していた。一方その頃、江戸に向かって子連れ旅をする意外な人物がいて……。続々重版の大好評シリーズ第七作。 704円 ほおずき灯し 江戸菓子舗照月堂 篠綾子 立秋を迎え、照月堂でも秋ならではの菓子を出し始めた矢先のこと。なつめは、店前の仕事を一人で切り盛りする番頭・太助に、疲労の色が滲んでいることに気づく。そんな折、太助をますます疲れさせる客が現れた。かつて、上野の菓子舗・氷川屋と競い合いをしたときに判定役だった無役の御家人・陶々斉だ。陶々斉は、競い合いの際に久兵衛が作った菓子を食べたいと駄々をこねる。一方、好調だった氷川屋の商いが下り坂となるなか、互いに惹かれ合う氷川屋の職人・菊蔵となつめの関係は──。物語がいよいよ動き出す、大好評シリーズ第六作。 704円 翔べ、今弁慶!~元新選組隊長 松原忠司異聞~ 篠綾子 「四番隊隊長、松原忠司に切腹を申し付ける」新選組副長・土方歳三はこう断罪した。鉄鉢巻をつけて大薙刀を携える様から「今弁慶」と称された松原忠司。潔く自刃しようとした瞬間、意識が途切れる――そして、目が覚めると、そこは源義経の生きる世界だった。歴史の動乱に巻き込まれた不器用な松原の生きざまを骨太に描く。 770円 びいどろ金魚 江戸菓子舗照月堂 篠綾子 主・久兵衛の主菓子が幕府歌学方に気に入られ、照月堂は躍進の兆し。来たる夏に向けての主菓子も所望され、久兵衛はなつめにも案を出すよう言いつける。自分に新たな菓子など考え出せるのかと緊張しつつも、なつめはさっそく思いを巡らし始める。そんな折、照月堂では、出入りの薬売りの子を数日預かることとなった。ところがその富吉、妙になつめに懐いてくる。不思議に思っていたなつめだったが、ある時富吉が口にした「けいさま」という名を聞いて、驚き、動揺して……。続々重版の大人気時代小説シリーズ、第五巻! 682円 しのぶ草 江戸菓子舗照月堂 篠綾子 照月堂の主・久兵衛の菓子作りの才に対して、警戒を見せる上野氷川屋の主人・勘右衛門。久兵衛の味を盗もうとしてか、久兵衛の弟子で、先ごろ自分の店を開いたばかりの辰五郎を引き抜こうと、卑怯な策を仕掛けてくる。そんな父のやり方を憂う氷川屋の跡取り娘・しのぶは、友であるなつめや照月堂の皆に顔向けできないと意気消沈していた。なつめは元気を出してほしくて、しのぶとある約束をして──。大人気書き下ろし時代小説シリーズ、第四巻。 682円 親子たい焼き 江戸菓子舗照月堂 篠綾子 照月堂の職人見習いとして厨房入りを許されたなつめ。胸をふくらませて修業初日を迎えたその朝、主の久兵衛からまず教えられたのは「一本の道を進んで行く時、その先に一つの石ころも落ちてねえなんてことはあり得ねえだろう」という気構えだった。なつめはこの言葉を深く受け止め、菓子屋の要である餡作りを一から学び始める。一方、久兵衛が作る菓子の味わい深さに気づき、危機感を抱く大店・氷川屋の主人勘右衛門は、なにやらよからぬ動きを見せ始め─大好評シリーズ第三巻。 682円 吾亦紅 小烏神社奇譚 篠綾子 氏子の発案で、小烏神社で「虫聞きの会」を開くことに。鈴虫や蟋蟀 の声を聞きながら皆でお月見を楽しんでいたが、医者の泰山が気になることを口にする。江戸で不眠に苦しむ患者が増えているというのだ。数日後、以前泰山に命を救われた元芸子が竜晴を訪れ、ある扇子を手に入れてから、毎晩同じ悪夢を見ると訴えるが。流行り病か、それとも怪異か。 763円 123 TOP 電子書籍(本・小説) 篠綾子