toron*(著)/山田航(監修) 1件 人気順 新着順 イマジナシオン toron*(著)/山田航(監修) いずれ夜に還る予約のようである生まれついての痣すみれ色 言葉で世界が変形する。 不思議な日常なのか、リアルな非日常なのか、 穏やかな刺激がどこまでも続いてゆく。 短歌が魔法だったことを思い出してしまう。 ─山田航 【5首】 いずれ夜に還る予約のようである生まれついての痣すみれ色 花びらがひとつ車内に落ちていて誰を乗せたの始発のメトロ 手のひらの川をなぞれば思い出すきみと溺れたのはこのあたり おふたり様ですかとピースで告げられてピースで返す、世界が好きだ 海の日の一万年後は海の日と未来を信じ続けるiPhone 【目次】 I 仮想上の観覧車 一生分の虹を見ていた 転生譚 この世の次の II カトラリーズ 雨過天晴 書物の灯 ありとあらゆるさよならに III わたしは街の細胞だった くるぶしに桜 Sign 空を裁つ IV 犬の眼線 V はやぶさとひかり 夏の弧 冬の達人 群青 解説 比喩という「変身魔法」 山田航 あとがき 【著者】 toron* 大阪府豊中市出身。現在は大阪市在住。Twitterで短歌に出会い、2018年4月からウェブサイト「うたの日」に投稿をはじめる。新聞歌壇、雑誌などへの投稿をしつつ、現在は塔短歌会、短歌ユニットたんたん拍子、Orion所属。 山田航 1,760円 1 TOP 電子書籍(本・小説) toron*(著)/山田航(監修)