広瀬佳司 2件 人気順 新着順 中年男のオックスフォード留学奮戦記 広瀬佳司 1990年代半ば、英国オックスフォード大学へユダヤ文学研究のため留学した著者の記録。40代目前の「中年男」として異国の地へ学びに行く不安と期待。そして、行く先々で出会うユダヤ人とユダヤにかかわる人びととの交流を描く。 誰の人生にも岐路というものがある。私の場合は、イディッシュ語作家 アイザック・バシェヴィス・シンガーの作品との出会いがそれであった。 ……イディッシュ文学研究が予想もしなかった方向へと私を導いた。 これも私のバシェールト(イディッシュ語で「運命」の意)であろう。 人生とは分水嶺に落ちた木の葉のようなのかもしれない。 イディッシュ語はイディッシュ語を知る前とは全く異なる世界へと私を導き、 一時は死語になると危ぶまれた言語が、私の人生にパノラマのような視野を 与えてくれたのである。これから記すオックスフォード大学での ユダヤ学研究こそ私の人生の分水嶺であった。(「まえがき」より) 2,310円 現代アメリカ社会のレイシズム 広瀬佳司 ユダヤ系の作家の中には、ホロコーストや様々な差別や暴力を直接的に経験し、レイシズムに対し激しい憤りを抱く作家が少なくない。 事実、ユダヤ人は差別への反対運動でも中心的な役割を演じてきた。人種差別だけではなく、歴史的にフェミニズム運動でも先導的な仕事を果たしてきたのもユダヤ系アメリカ人である。 本書では、そんなアメリカのユダヤ系作家を中心に、これまでにあまり扱われていない作家や作品も取り上げて、様々な視点から現代アメリカのレイシズムを考察する。 2,860円 1 TOP 電子書籍(本・小説) 広瀬佳司