現代アメリカ社会のレイシズム
広瀬佳司 2,860円
あらすじ
ユダヤ系の作家の中には、ホロコーストや様々な差別や暴力を直接的に経験し、レイシズムに対し激しい憤りを抱く作家が少なくない。
事実、ユダヤ人は差別への反対運動でも中心的な役割を演じてきた。人種差別だけではなく、歴史的にフェミニズム運動でも先導的な仕事を果たしてきたのもユダヤ系アメリカ人である。
本書では、そんなアメリカのユダヤ系作家を中心に、これまでにあまり扱われていない作家や作品も取り上げて、様々な視点から現代アメリカのレイシズムを考察する。