相続対策で成功する人・失敗する人 なぜ税理士が生命保険活用を勧めるのか?
鈴木 和宏
「争族(相続トラブル)」は、資産家だけの問題ではありません。
自宅が主な相続財産というごく普通の、
それまで仲が良かった一般家庭にも「争族」は起こります。
なぜ、ごく普通の家庭にも相続トラブルは起こりやすいのでしょうか?
一般家庭は、相続の主な財産が自宅になります。
そうすると、複数の相続人がいた場合、自宅を引き継いだ人以外から不満が出ます。
お金で解決しようにも、手もとに現金がないのでどうしようもないのです。
それどころか、相続税自体を支払う現金さえありません。
このような問題をすべて解決してくれるのが、「生命保険」です。
大半の相続問題は、「生命保険」によって解決されます。
もちろん、資産家の相続にも生命保険は非常に有効です。
この本で学んでいただいたことを、
ご家族間、相続人間で共有することで、さらに絆が深まり、
「家」と「財産」をスムーズに伝承していただければと思います。
第1章 生命保険を賢く活用すると相続はここまで有利になる
第2章 生前贈与と生命保険を組み合わせる
第3章 保険の中でも相続対策にとくに有効な「終身保険」
第4章 相続税のことで悩む相続人(子)が増えている
第5章 相続対策に「早すぎた」はない
著者プロフィール
鈴木和宏(すずきかずひろ)
GPC-Tax船場総合会計事務所所長 税理士
1955年、大阪府生まれ。京都産業大学・経営学部卒業後、大手百貨店子会社の経理部に入社。その後、税理士事務所勤務を経て、1984年2月、税理士登録。同年8月、鈴木和宏税理士事務所を大阪府に開設。2012年、GPC-Tax船場総合会計事務所に名称変更し、所長税理士に就任。関西を中心に、生前贈与や保険と相続に関する多数のセミナー講師を務める。 539円