つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい―――鼻の奥が万病のもと!退治する7つの方法
堀田修
どれか1つでも当てはまったら、
「慢性上咽頭炎」(まんせいじょういんとうえん)の可能性があります。
●つらい不調/病気が、どうしても治らない
●不調/病気の原因がわからない
●耳の下を触ると痛い
鼻の奥の万病のもと=慢性上咽頭炎を退治する7つの方法を紹介。
「慢性上咽頭炎」とは、鼻の奥に位置する「上咽頭」が慢性的に炎症を起こしている状態を言います。
多くの人は、鼻の違和感がないため、この疾患についての自覚症状がありません。
しかし、この炎症が、
「頭痛」
「慢性疲労」
「めまい」
「後鼻漏」
「慢性かぜ・せき」
「腹・胃の不調」
「IgA腎症」
などの原因となっていること、この炎症を抑えることで、これらの様々な不調が改善していくことが明らかになり、
現在、耳鼻科医や内科医の間で注目を集めつつあります。
本書はこの「慢性上咽頭炎」のメカニズムと、その治療法であるEAT(bスポット療法)、
「上咽頭洗浄」「鼻うがい」「首の後ろを温める」など
自分でもできる治し方を、イラストとともに、平易に解説しています。
巻末にはEATを行う医療機関を120掲載。
原因不明の不調でつらい思いをし続けている方やそのご家族に、
その原因と治し方をを知って、健康を手に入れてほしい、
そんな思いをお伝えする一冊です。
■目次
「慢性上咽頭炎」関連症状一覧
「慢性上咽頭炎」セルフチェック
・第1章 慢性上咽頭炎を治したら、つらい不調がなくなった
・第2章 自分でもできる慢性上咽頭炎の治し方
・第3章 なぜ、上咽頭をこすると慢性上咽頭炎が治るのか
・第4章 慢性上咽頭炎は「万病のもと」
・慢性上咽頭炎治療医療機関一覧
■著者 堀田 修(ほった・おさむ)
1957年、愛知県生まれ。1983年、防衛医科大学校卒業。医学博士。
日本病巣疾患研究会理事長。日本腎臓学会評議員。IgA腎症根治治療ネットワーク代表。
2001年にIgA腎症の根治治療である扁摘パルス療法を米国医学雑誌『Am J Kidney Disease』に発表。日本のIgA腎症診療が激変するきっかけとなった。
2011年9月に「木を見て森も見る医療」の拠点として仙台市内に医療法人モクシン堀田修クリニック-HOC-を開設。
現在、堀田修クリニック(宮城)、大久保病院(東京)、成田記念病院(愛知)でIgA腎症専門外来を行う。
著書に『病気が治る鼻うがい健康法』(KADOKAWA)、『道なき道の先を診る』(医薬経済社)など。 1,320円