1992年にウィーンで初演されたミュージカル「エリザベート」を宝塚独自の装置、衣装、振付により、宝塚版として1996年に雪組で初演。大好評を得、その後再演を重ねてきた宝塚を代表するミュージカル。ハプスブルグ家最後の皇妃エリザベートの生涯を、彼女と”死”であるトート、そして皇帝フランツの愛憎劇として描き、宝塚版では“死”であるトートを中心に物語が展開する。今回は、2009年に月組で上演された、ルドルフを明日海りおが演じた宝塚大劇場公演版をお届けします。物語はエリザベート暗殺犯のルキーニ(龍真咲)を狂言回しに進む。瀕死の怪我を負った少女エリザベート(凪七瑠海)を黄泉の世界へと誘おうとした”死”トート(瀬奈じゅん)は一目で彼女に惹かれ命を助ける。皇帝フランツ(霧矢大夢)は、見合い相手の妹であるエリザベートを選び結婚するが、自由奔放な彼女は、皇太后ゾフィー(城咲あい)の厳格な皇后教育、窮屈な宮廷生活に耐えられず、またフランツも頼りにならなかった。そんな彼女の元にトートはたびたび訪れて誘惑する。
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