宝塚花の踊り絵巻-秋の踊り-('10年星組・東京・千秋楽)

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550円 歌舞伎のエッセンスを盛り込み格調高く華やかに繰り広げられる宝塚歌劇ならではの日本物レビュー。舞台に一気に明かりが入ると、一面の紅葉に赤い提灯。歌舞伎男S(柚希礼音)を中心とした華やかなプロローグとなる。中国―、王の寵童が山に追放されるが、法華経を菊の葉に書き写すと、滴り落ちる露が不老不死の薬水となり、少年の姿のまま仙人になったいう菊慈童(松本悠里)。慈童は帝の長寿を寿ぎ、舞い踊る…。とある宿場の遊郭では、武士(紅ゆずる)の指図で捕手たちが一人の若者(柚希礼音)を捜している。御家騒動に巻き込まれた若者は、御家の宝刀を持って逃げていたが、いつしか遊女(夢咲ねね)と深い仲になり匿われていた…。歌手(凰稀かなめ)を中心とした男達が、平家の落人が在りし日の歓楽を回顧して唄い出されたという“麦や節”に合わせて勇壮に舞う。また、天の川と荒波をモチーフにした舞台では、“佐渡おけさ”の調べに乗せて、波と風と大空をイメージした男女が踊り、月と秋草が描かれた舞台での芸者(松本悠里)と若衆(涼紫央)の逢いびき…。そして雪の季節から春へと移る。人々は、京の都の春の喜びを踊り、洛陽の春の讃歌を歌う…。
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  • スタッフ
    作・演出 : 酒井澄夫
(C)宝塚歌劇団

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