毒薬と老嬢(字幕版)

01:57:52
動画ポイント対象
330円 エビイとマーサのブルースター姉妹は、ブルックリンの山の手の大邸宅に住んでいる。やさしいけれども、気の触れたこの老嬢たちは、孤独な異性の老人を天国に送りたいという奇妙な考えに捕らわれていて、部屋を貸してやるといっては誘い込み、ヒ素の混じったブドー酒の杯を与えるのであった。老嬢たちには、三人の甥がある。その一人テデイは自ら第26代大統領の故テデイ・ローズヴェルトであると思い込んでいる精神障害者である。彼はここをパナマ運河であると信じ、地下の穴倉に運河を開さく中である。運河は既に第11開門まで出来て、伯母たちが殺した老人の死体が関門ごとに葬られている。他の二人の甥はモーティマーとジョナサンである。前者は劇評家であるが正気である。後者は狂気の犯罪者で法の手にある。モーティマーはブルースター家の隣のハーパー牧師の娘のエレーンと結婚し、その報告に伯母たちを訪れ、偶然伯母たちの部屋で死体を発見する。伯母たちは誇らかに、それは彼女等の仕事であるといい、テデイをよんで、運河の第12関門を掘れと命ずる。テデイはすべてパナマの黄熱病の犠牲者だと思っているのである。ジョナサンはアインシュタイン博士と共にやって来る。博士はジョナサンの共犯者であり、主治医である。ジョナサンの顔を博士は自由自在に外科的に変装させるのである。彼らも一個の死体を携えて来たが、モーティマーを訪ねて来たエレーンに発見されたので、ジョナサンは彼女とモーティマーを片づけるべく、二人をしばり上げさるぐつわをはめる。彼は博士とともに、二人の処刑方法を構想中、この地域を受持つ警官オハラが訪れ、続いて殺人犯係のルーニー警部がやって来る。ジョナサンを見ると手配中の殺人犯であることを認め、アインシュタイン博士もろとも捕ばくする。そこへハッピーデール精神病院長ウイザースプーンが、テディを収容するために現われる。ブルックリン界隈の孤独な老独身者たちに幸にも、マーサとエビイはテディと共に行くことを、ウイザースプーンに申出た。老嬢たちは去るにのぞみ、モーティマーにささやいた。彼は真実のおいでなく、親類でもなく、預かって育てたあかの他人の子であるーと知ってブルースター狂気のじゅばくを免れて胸なでおろし、モーティマーは晴れやかにエレーンを抱いた。
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  • スタッフ
    監督 : フランク・キャプラ

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