桑港(字幕版)

01:55:06
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330円 1905年大晦日の夜、サンフランシスコの歓楽地帯バーバリー・コーストで、メリー・ブレイクは火事で焼け出され、しばらくカフェ「パラダイス」の唄姫として職を得た。ここの持ち主ブラッキー・ノートンはこの辺切っての顔役だが、初めて近づいた堅気の娘メリーに真面目な愛情を感じるようになる。メリーも彼を憎からず思ってはいるものの、彼の粗野な態度は牧師の娘である彼女にはぴったりしない。そこへ上流社会の紳士ジャック・バーレーが現れ、メリーの志望がオペラ歌手になることにあるを知ってブラッキーとの契約を買おうと申し込んだが、彼はこれを拒絶した。バーレーは政治的にもブラッキーの敵党でコースとを火災の難から救うため、ブラッキーは建物改革委員として選挙に立候補する事になったので、それは地主側たるバーレーの利益と衝突するのであった。しかしブラッキーと少年時代からの親友マリン牧師は、メリーの才能を伸ばしてやるように説いたので、ブラッキーも契約を解いてメリーをバーレーに託した。まもなく彼女はティヴォリ座でオペラのスターと謡われるようになる。ブラッキーは彼女に1夜パラダイスで出演を頼み結婚を発表しようとしたが、マリンはメリーをコース戸に置くことを反対したので、ブラッキーは彼を殴りつけメリーに絶縁を言い渡した。こうしたことが2人の仲を離し彼女は愛されるままにバーレーとの結婚を承知してしまう。その内選挙が近づいた。ブラッキーは例年行われる舞踏競技会に一座を出し、賞金1万ドルを得て、それを選挙費に当てようと考えていた。ところがその前夜パラダイスに当局の手入れがあり座員は検挙されて出演不可能となる。これはバーレーの手はずでためされたことだたがメリーはそれを知らなかった。競技会の夜バーレーと一緒に見物していた彼女は、事情を知って敢然とパラダイスのため奮起して1等を得た。そこへ来たブラッキーは賞金を投げ捨て奮然と退出しようとする。丁度その時1906年4月17日、サンフランシスコは大地震に襲われ、バーレーも無惨な圧死を遂げた。ブラッキーは焼け野原のサンフランシスコをメリーを求めて徘徊した。マリンはメリのー無事を教え神に祈れとブラッキーをひざまづかしめてメリーの許へ連れて行った。こうした2人は新しいサンフランシスコのため、人々と共に雄々しく希望に満ちて立ち上がった。
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  • スタッフ
    監督 : W・S・ヴァン・ダイク二世

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