海と毒薬
4.5点
動画ポイント対象
330円
太平洋戦争末期。敗色も濃厚となった昭和20年5月。九州のF市にも毎晩のように米軍機による空襲が繰り返されていた。大病院で研究中の医学生、勝呂と戸田の2人は物資も薬品も揃わぬ状況下だが、自身の研究と患者の治療に追われ忙しい日々を送っていた。2人の指導教官である教授たちは次期院長の座をを巡って水面下で派閥争いを繰り広げている。そんなある日、2人は教授から米軍捕虜の生体実験に参加するよう申し付けられる……。
レビュー・口コミ(2件) 一覧へ
内容の困難さから映画化に至るまで長い時間がわかかったと言う。娯楽作品が跋扈する昨今からすると熊井監督の執念には頭が下がる。
以前、遠藤周作の原作は拝読したのだが、映像となると読書の時とは異なり、やはり、生々しい。
特定の時代に生きている中の事件。戦争とはかくも人の尊厳を崩壊させるのか。
安直な非難は出来ず、考えさせられる。奥田、渡邉健が若く初々しい。4点とても面白かったです。みんなにも是非見て欲しくなるような作品でしたよ。
5点
- ジャンル
-
制作国
日本
-
制作年
1980年代
- シリーズ
- キャスト
-
スタッフ
製作 : 滝島恵一郎 監督・脚本 : 熊井啓 撮影 : 栃沢正夫 音楽 : 松村禎三 美術 : 木村威夫