襟裳岬
動画ポイント対象
440円
ファッションの町・原宿。そこに野々宮靖子が勤めているブティックがある。その中は外の冬景色とは関係なく、もう春が来たように華やかな色彩が満ちあふれ、春の展示会の準備のためいそがしく三人のお針子が働いている。靖子は新米のお針子で、仕事は他の二人より遅れぎみ。額に汗をうっすらとにじませながら、やっと一着を縫い上げたが、休む間もなく店長は次の展示会出品作品を二着も持って来た。家路を急ぐ靖子の手にはバック、ハンガーケース、高価な布地を入れた風呂敷包み等々。
靖子はたい焼き屋の二階のアパートに一人で住んでいる。電車を降りてアパートに向かう靖子は、八百屋に立ち寄ったが、その風呂敷包みを店に停まっていたトラックの荷台に置き忘れてしまった。アパートに帰ってからその事に気づいた靖子はあわてて八百屋に馳せ戻るが、もうすでにトラックはなく、八百屋の主人はそのトラックを知らないという。困り果てている靖子に、店の主人と靖子の会話を偶然耳にした通りがかりの青年・五郎が話しかけてきた。そして、五郎の機転と親身な行為によって風呂敷包みは無事靖子の手に戻った。五郎は、さわやかさを靖子の心に残して住所も告げずに去って行った。
- ジャンル
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制作国
日本
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制作年
1970年代
- キャスト
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スタッフ
プロデューサー : 岡田裕 企画 : 栗林茂 脚本 : 佐治乾 監督 : 加藤彰 撮影 : 前田米造 照明 : 土田守保 録音 : 紅谷愃一 美術 : 渡辺平八郎 編集 : 辻井正則 音楽 : 吉田拓郎、瀬尾一三 助監督 : 八巻晶彦 製作担当者 : 青木勝彦 スチール : 井本俊康