昭和元禄落語心中 -助六再び篇-
第十話~第十二話
各話一覧
00:24:14 第十話 あらすじをみる
終演後の雨竹亭が火災に遭い、一人高座に上がっていた八雲が大やけどを負ってしまう。一命を取り留めたものの、復帰はますます難しくなった。災難なのはそれだけではない。東京で唯一の寄席が全焼してしまったのだ。落語の未来に暗雲が立ちこめるが、人さえいればなんとかなるのも落語。未来を信じる与太郎は落語のために走り回っていた。そして、小夏にも大きな変化が訪れようとしていて……。
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終演後の雨竹亭が火災に遭い、一人高座に上がっていた八雲が大やけどを負ってしまう。一命を取り留めたものの、復帰はますます難しくなった。災難なのはそれだけではない。東京で唯一の寄席が全焼してしまったのだ。落語の未来に暗雲が立ちこめるが、人さえいればなんとかなるのも落語。未来を信じる与太郎は落語のために走り回っていた。そして、小夏にも大きな変化が訪れようとしていて……。
00:24:14 第十一話 あらすじをみる
小夏と縁側で与太郎のラジオを聴いていた八雲。不意に迷い込んだロウソクの並ぶ道で、二代目助六に再会する。そう、ここは三途の川。助六に案内されながら、冥途を目指すことになったのだ。道中、軽口を叩き合いながら、子どもの時分に戻ったり、若き菊比古と助六に戻ったり。みよ吉や小夏のことを互いに述懐しながら、それぞれの人生と向き合っていく。すると今度は、みよ吉が現れて……。
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小夏と縁側で与太郎のラジオを聴いていた八雲。不意に迷い込んだロウソクの並ぶ道で、二代目助六に再会する。そう、ここは三途の川。助六に案内されながら、冥途を目指すことになったのだ。道中、軽口を叩き合いながら、子どもの時分に戻ったり、若き菊比古と助六に戻ったり。みよ吉や小夏のことを互いに述懐しながら、それぞれの人生と向き合っていく。すると今度は、みよ吉が現れて……。
00:24:13 第十二話 あらすじをみる
あれから、早15年――。与太郎と小夏の子ども、信之助は二つ目に、小雪は高校生になった。落語と心中しようとした者、落語に自分を捧げようとした者……数奇な縁が紡いだ物語は、確実に次代へと繋がっていた。菊比古、助六、八雲の名を受け継いだ者たちは、どのような想いを胸に秘め、落語と向き合っていくのだろうか。昭和元禄落語心中、いよいよお開きの時間が近づいて参りました。
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あれから、早15年――。与太郎と小夏の子ども、信之助は二つ目に、小雪は高校生になった。落語と心中しようとした者、落語に自分を捧げようとした者……数奇な縁が紡いだ物語は、確実に次代へと繋がっていた。菊比古、助六、八雲の名を受け継いだ者たちは、どのような想いを胸に秘め、落語と向き合っていくのだろうか。昭和元禄落語心中、いよいよお開きの時間が近づいて参りました。
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(C)雲田はるこ・講談社/落語心中協会