SR サイタマノラッパー
4.8点
動画ポイント対象
330円
北関東のど真ん中、レコード屋もライブハウスもないサイタマ県北部のフクヤ市。家族から邪魔者扱いされているニートラッパーのイック、おっぱいパブで働くトム、ブロッコリー畑で一攫千金を狙うマイティは「病弱なタケダ先輩」らの力を借りて、自分たちの曲を作りライブをやろうとしている。そんなある日、高校の同級生で東京でAV女優をしていた千夏(みひろ)が東京から帰ってきた。些細なすれ違いから次第にラッパーたちの夢がバラバラになっていく。
レビュー・口コミ(4件) 一覧へ
ドラえもんが現れないまま大人になったのび太の話のように感じました。負けだらけの人生、怠け流されたその先でようやく手放せないものに気づく。
挫折を味わった人に刺さる映画ではないでしょうか。5点地方あるあるの愛のある描写満載で楽しめました
ラップのクオリティはさすがだと思います5点良い青春映画でありミュージカル映画
ラップに興味が無くても楽しめます4点日本版、ダサカッコいい「8マイル」。
でも、本家エミネム版ほどカッコよくはなく、音楽性も高くはない。
主人公はひたすらカッコ悪く(見た目が、という意味ではない)情けない、埼玉在住のニートラッパー。
そんな、世間からは「負け犬」と呼ばれること必至の若者が、どうにか腐らず生きていこうと足掻く姿が逆に美しい。
役所に迎えられて、会議室のような部屋でオトナたち相手にパフォーマンスを披露したのに、「将来のことは考えているのか」などと説教されて凹むくだりはなんとも切なく可笑しみに溢れ、これぞ日本のコメディという感じ。
細部の描写にリアリティがあり、あり得なさそうなラストのシークエンスも、なぜか説得力たっぷりに胸に迫る。
一貫して、弱者に対する監督の優しい視線を感じた。
他の日本語ラップ映画とは一線を画す、良質な青春映画。
例えば「下妻物語」のような青春ものが好きな人におすすめ。5点
- ジャンル
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制作国
日本
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制作年
2000年代
- シリーズ
- キャスト
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スタッフ
監督・脚本 : 入江悠 音楽 : 岩崎太整