哥
5点
動画ポイント対象
330円
財産の山林を手放し、旧家森山家を自分たちの代で終わりにしようとする長男・康と次男・徹に対し、実の母が召使・浜であることを知らない三男の淳は、とりつかれたように家の存続に執着していた。その一方で淳は康の妻・夏子と密かに情事を重ねるのだった……。複雑な人間関係と葛藤、没落してゆく地方の旧家を通し、実相寺監督が日本人の内なる精神構造を描く。
レビュー・口コミ(1件) 一覧へ
ACG作品を追っている。TV出身の実相寺監督だが、アーティスティックな作り込みに驚いた。
精査されたカメラワーク、アングル、モノクロ構成は独特。日本人監督は2次元構図で捉えがちだが、この人は次元が違い、観たことのない映像に仕上がり、唯一無二。
ストーリーは難解、個人的意識だが、映像はアートとしての価値がある。
もっと評価されても良いと思う昭和の映画。5点
- ジャンル
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制作国
日本
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制作年
1970年代
- キャスト
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スタッフ
監督 : 実相寺昭雄 脚本 : 石堂淑朗