木下部長とボク

220円~
都内の大手広告代理店、丸々通信。 不況下も業績トップなのは、徹底した業績主義、効率主義を掲げているせいと言われているが、なんとこのほど、それとは真逆をゆく人物が部長に就任した。 その人物とは、木下幸之助。 遅刻、早退の常習犯。 “その日、その時の気分”で生きている男。 とにかく何を考えているのか分からない男。 仕事上で関わると、真面目に仕事をしている社員がトンデモない目にあわされる、との噂が。 木下が何故部長になり、部を持つようになったのか、社員たちには謎だった。 木下部に配属になってしまった部員達は、社内中から気の毒がられていた。 会社人生が終わることは決定的だったからだ。うなだれている木下部の面々。 意気揚々と自分の未来に期待を膨らませていた新入社員・僕元公司も例外ではなかった。 「もし、もしほんとうにやばかったら、辞めよう!」 と思いながら、恐る恐る木下部長に挨拶するボクモト。 「新入社員のボクモトコウジと申します」 すると、 「あそ。えー‥」 なにか思い出せないでいる様子。どうしていいか分からず、ボクモトは木下部長の言葉を待った。 「…」 「えーと、名前、なんやったっけ」 「え?」 いま、言ったのに。 木下は悪びれる様子もなく笑顔で 「また聞くと思うから、また教えて」 と言った…。

各話一覧

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    第1話
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    第5話
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  • スタッフ
    脚本 : 大宮エリー 音楽 : 白石めぐみ 演出 : 大宮エリー、爲川裕之、柿沼竹生、浅見真史 監督 : 前田 哲、塚本連平、七高 剛、松川嵩史 チーフプロデューサー : 田中壽一 プロデューサー : 竹綱裕博、竹本夏絵(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)、前畑祥子(ファブコミュニケーションズ)、小泉 守(トータルメディアコミュニケーション) 制作協力 : 吉本興業株式会社 制作プロダクション : ファブコミュニケーションズ、トータルメディアコミュニケーション 制作著作 : 読売テレビ
(C)読売テレビ

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