美しい隣人
#1~#10
各話一覧
- 00:52:54#1 苦しむ女、苦しめる女あらすじをみる 7月のある日、東京郊外の新興住宅地に暮らす主婦の矢野絵里子(檀れい)は、幼稚園に通う息子・駿(青山和也)が家からいなくなっていることに気付く。慌てて周辺を探すが、駿の姿は見当たらない。まもなく、池で男の子の遺体が見つかったと警察から連絡が入った。愕然となる絵里子は、単身赴任先の大阪から駆けつけた夫・慎二(渡部篤郎)の胸で泣き崩れる。だが、警察署に到着する直前、駿が見つかったと連絡が入る。亡くなった男の子は駿ではなかったのだ。1年後、事件のショックも癒えた絵里子は平和な日常を取り戻していた。慎二は、まだ単身赴任中だが、隣の家に住む加奈(鈴木砂羽)と夫の彰宏(小林正寛)、同じ町で喫茶店を営むママ友の相田真由美(三浦理恵子)と夫の和史(森山栄治)とは家族ぐるみの付き合いで、幼い駿を抱えて夫の留守を守る絵里子の心の支えになっていた。そんな折、加奈夫婦が大阪へ引っ越すことになった。住宅地とはいえ、この町にはまだ家もまばらで、絵里子の家の近くにあるのは並んで建つ隣家だけだ。いっそ慎二のいる大阪に引っ越そうと、隣町に住む慎二の両親・敏郎(左右田一平)と美津子(草笛光子)に相談を始めていた。数日後、絵里子の隣家に新しい住人が入居した。女はマイヤー沙希と名乗り、アメリカ人の夫が仕事の都合で母国を離れられず、独りで暮らしているという。絵里子は、朗らかで明るく、人懐こい沙希に好印象を持ち、すっかり打ち解けるが、なぜか駿は避けるような態度をとる。そんなある夜、絵里子が沙希のことを慎二に電話で報告していると、突然部屋の電気が消える。停電かと外に出てみると、暗闇の中で何かが肩に触れた。絵里子が思わず悲鳴をあげて振り返ると、そこには沙希が…。そして翌日の夜、大阪で馴染みのバーを訪れていた慎二の前にも沙希が現れ…。あらすじをみる 7月のある日、東京郊外の新興住宅地に暮らす主婦の矢野絵里子(檀れい)は、幼稚園に通う息子・駿(青山和也)が家からいなくなっていることに気付く。慌てて周辺を探すが、駿の姿は見当たらない。まもなく、池で男の子の遺体が見つかったと警察から連絡が入った。愕然となる絵里子は、単身赴任先の大阪から駆けつけた夫・慎二(渡部篤郎)の胸で泣き崩れる。だが、警察署に到着する直前、駿が見つかったと連絡が入る。亡くなった男の子は駿ではなかったのだ。1年後、事件のショックも癒えた絵里子は平和な日常を取り戻していた。慎二は、まだ単身赴任中だが、隣の家に住む加奈(鈴木砂羽)と夫の彰宏(小林正寛)、同じ町で喫茶店を営むママ友の相田真由美(三浦理恵子)と夫の和史(森山栄治)とは家族ぐるみの付き合いで、幼い駿を抱えて夫の留守を守る絵里子の心の支えになっていた。そんな折、加奈夫婦が大阪へ引っ越すことになった。住宅地とはいえ、この町にはまだ家もまばらで、絵里子の家の近くにあるのは並んで建つ隣家だけだ。いっそ慎二のいる大阪に引っ越そうと、隣町に住む慎二の両親・敏郎(左右田一平)と美津子(草笛光子)に相談を始めていた。数日後、絵里子の隣家に新しい住人が入居した。女はマイヤー沙希と名乗り、アメリカ人の夫が仕事の都合で母国を離れられず、独りで暮らしているという。絵里子は、朗らかで明るく、人懐こい沙希に好印象を持ち、すっかり打ち解けるが、なぜか駿は避けるような態度をとる。そんなある夜、絵里子が沙希のことを慎二に電話で報告していると、突然部屋の電気が消える。停電かと外に出てみると、暗闇の中で何かが肩に触れた。絵里子が思わず悲鳴をあげて振り返ると、そこには沙希が…。そして翌日の夜、大阪で馴染みのバーを訪れていた慎二の前にも沙希が現れ…。
- 00:46:47#2 幸福を壊す女あらすじをみる 慎二(渡部篤郎)が通う大阪のバーに再び沙希(仲間由紀恵)が現れた。沙希は自分を未婚だと言い、慎二に夫婦関係を尋ねる。会話は弾み、明るく美しい沙希に好感を持った慎二は、来週も大阪に来る予定があるという沙希の言葉に心を揺らす。その夜、絵里子は恐ろしい夢にうなされていた。男の子が水の中で溺れる、1年前の水死事故を思い出させるような不吉な夢に胸騒ぎを覚える絵里子…。翌日、沙希が大阪のみやげを持って絵里子を訪ねてきた。慎二がよく買ってきてくれるものと同じだと喜ぶ絵里子。沙希は大阪に住む知人が勧めてくれたと告げるが、それが慎二だとは夢にも思わない絵里子は、沙希を家に招き入れる。沙希は、アメリカにいる夫がどうやら浮気をしているらしいと絵里子に相談を持ちかける。夫婦が離れて暮らしていると、開放感から、つい他の人に心が移ってしまうと話す沙希。自分も浮気しちゃおうかなと投げかける沙希に、思わず「しちゃえば」と答える絵里子。翌日、入院中の慎二の母・美津子(草笛光子)を見舞った絵里子は、ささいな言葉の行き違いから美津子を怒らせてしまう。さらに病院で義父の敏郎(左右田一平)と顔を合わせた絵里子は、美津子の留守で困っていると告げられ、家に来て欲しいと頼まれる。美津子と気まずくなってしまったことで、落ち込む絵里子は重い気持ちを引きずりながらも、駿(青山和也)を迎えに幼稚園へ。ママ友の真由美(三浦理恵子)から駿と未央(谷花音)が通うスイミングスクールへ行こうと誘われるが、絵里子は子どもが溺れる不気味な夢を見ていたこともあり、駿をプールに入らせるのは気が進まないと断る。いつものように自分を頼ろうとしない絵里子の態度に不満を覚える真由美。そんな折、真由美の店に沙希が現れた。絵里子の新しい隣人だと自己紹介をし、朗らかに会話を交わして真由美とすっかり打ち解ける。その様子を、笑顔も見せずにじっと見つめている理生(南圭介)。視線に気づいた沙希は挑むような目で理生を見返す。翌日の午後、絵里子と真由美が参加するホタルの観察会に顔を見せた沙希は、駿が行方不明になった1年前の騒動にわざと話題を向けるかのように話を誘導。理生が駿を助けたいきさつもそれとなく聞き出し…。あらすじをみる 慎二(渡部篤郎)が通う大阪のバーに再び沙希(仲間由紀恵)が現れた。沙希は自分を未婚だと言い、慎二に夫婦関係を尋ねる。会話は弾み、明るく美しい沙希に好感を持った慎二は、来週も大阪に来る予定があるという沙希の言葉に心を揺らす。その夜、絵里子は恐ろしい夢にうなされていた。男の子が水の中で溺れる、1年前の水死事故を思い出させるような不吉な夢に胸騒ぎを覚える絵里子…。翌日、沙希が大阪のみやげを持って絵里子を訪ねてきた。慎二がよく買ってきてくれるものと同じだと喜ぶ絵里子。沙希は大阪に住む知人が勧めてくれたと告げるが、それが慎二だとは夢にも思わない絵里子は、沙希を家に招き入れる。沙希は、アメリカにいる夫がどうやら浮気をしているらしいと絵里子に相談を持ちかける。夫婦が離れて暮らしていると、開放感から、つい他の人に心が移ってしまうと話す沙希。自分も浮気しちゃおうかなと投げかける沙希に、思わず「しちゃえば」と答える絵里子。翌日、入院中の慎二の母・美津子(草笛光子)を見舞った絵里子は、ささいな言葉の行き違いから美津子を怒らせてしまう。さらに病院で義父の敏郎(左右田一平)と顔を合わせた絵里子は、美津子の留守で困っていると告げられ、家に来て欲しいと頼まれる。美津子と気まずくなってしまったことで、落ち込む絵里子は重い気持ちを引きずりながらも、駿(青山和也)を迎えに幼稚園へ。ママ友の真由美(三浦理恵子)から駿と未央(谷花音)が通うスイミングスクールへ行こうと誘われるが、絵里子は子どもが溺れる不気味な夢を見ていたこともあり、駿をプールに入らせるのは気が進まないと断る。いつものように自分を頼ろうとしない絵里子の態度に不満を覚える真由美。そんな折、真由美の店に沙希が現れた。絵里子の新しい隣人だと自己紹介をし、朗らかに会話を交わして真由美とすっかり打ち解ける。その様子を、笑顔も見せずにじっと見つめている理生(南圭介)。視線に気づいた沙希は挑むような目で理生を見返す。翌日の午後、絵里子と真由美が参加するホタルの観察会に顔を見せた沙希は、駿が行方不明になった1年前の騒動にわざと話題を向けるかのように話を誘導。理生が駿を助けたいきさつもそれとなく聞き出し…。
- 00:46:44#3 隣の女の正体あらすじをみる 深夜、絵里子(檀れい)を家に招き入れた沙希(仲間由紀恵)は酒に弱いという絵里子にワインを飲ませ、「これから話すことを聞いても、私のこと嫌いにならないで」と断ると、おずおずと打ち明け話を切り出す。バーで知り合った妻のある男性を好きになったというのだ。それが慎二(渡部篤郎)のことだとは夢にも思わない絵里子は、沙希とその男性が一線を越えていないと聞き、「いいわよ。どんどん好きになりなさいよ」と沙希を応援する。ほどなく、絵里子は酔って眠ってしまった。沙希は絵里子がテーブルの上に置いた鍵を持ち出し、絵里子の家に侵入。ゆっくりと楽しむようにリビングを見回り、やがて家族のアルバムを発見する。慎二と絵里子の結婚式を写した写真をつまらなそうにながめ、飛ばすようにページをめくる沙希。そんな中、駿(青山和也)の成長を追った写真を目にし、沙希の手が止まる。沙希は何かを思い立ったように寝室に入ると、そこで眠っていた駿に近づく。駿の胸に耳を当てて心臓の鼓動を聞き、その身体に触れる沙希。やがて、首でも絞めるかのように喉元に手を当てるが、眠ったままぐずり出した駿にたじろぐ。沙希を絵里子と勘違いしたのか、「ママ…」と無意識に手を伸ばす駿。その言葉に凍り付いたかのように立ちすくんだ沙希は、まもなく駿をベッドから抱き上げると、その身体を強く抱きしめる。大阪では、慎二が部下の真下亜美(藤井美菜)から馴染みのバーに連れて行って欲しいとねだられていた。名前も告げず、携帯電話の番号だけを教えてバーを出て行った沙希の姿をふと思い出す慎二…。沙希は真由美(三浦理恵子)の店に現れ、アメリカにいる夫が浮気をしていると相談を持ちかける。人から相談を受けることが好きな真由美が過去に離婚していることを打ち明け、夫との離婚を心配する沙希にアドバイスしようとするが、沙希はすでに真由美の離婚歴を知っていた。動揺する真由美は絵里子が言ったものと思い込むが、沙希はそれを否定することなく、絵里子への不信感を露わにする真由美の怒りを煽って…。あらすじをみる 深夜、絵里子(檀れい)を家に招き入れた沙希(仲間由紀恵)は酒に弱いという絵里子にワインを飲ませ、「これから話すことを聞いても、私のこと嫌いにならないで」と断ると、おずおずと打ち明け話を切り出す。バーで知り合った妻のある男性を好きになったというのだ。それが慎二(渡部篤郎)のことだとは夢にも思わない絵里子は、沙希とその男性が一線を越えていないと聞き、「いいわよ。どんどん好きになりなさいよ」と沙希を応援する。ほどなく、絵里子は酔って眠ってしまった。沙希は絵里子がテーブルの上に置いた鍵を持ち出し、絵里子の家に侵入。ゆっくりと楽しむようにリビングを見回り、やがて家族のアルバムを発見する。慎二と絵里子の結婚式を写した写真をつまらなそうにながめ、飛ばすようにページをめくる沙希。そんな中、駿(青山和也)の成長を追った写真を目にし、沙希の手が止まる。沙希は何かを思い立ったように寝室に入ると、そこで眠っていた駿に近づく。駿の胸に耳を当てて心臓の鼓動を聞き、その身体に触れる沙希。やがて、首でも絞めるかのように喉元に手を当てるが、眠ったままぐずり出した駿にたじろぐ。沙希を絵里子と勘違いしたのか、「ママ…」と無意識に手を伸ばす駿。その言葉に凍り付いたかのように立ちすくんだ沙希は、まもなく駿をベッドから抱き上げると、その身体を強く抱きしめる。大阪では、慎二が部下の真下亜美(藤井美菜)から馴染みのバーに連れて行って欲しいとねだられていた。名前も告げず、携帯電話の番号だけを教えてバーを出て行った沙希の姿をふと思い出す慎二…。沙希は真由美(三浦理恵子)の店に現れ、アメリカにいる夫が浮気をしていると相談を持ちかける。人から相談を受けることが好きな真由美が過去に離婚していることを打ち明け、夫との離婚を心配する沙希にアドバイスしようとするが、沙希はすでに真由美の離婚歴を知っていた。動揺する真由美は絵里子が言ったものと思い込むが、沙希はそれを否定することなく、絵里子への不信感を露わにする真由美の怒りを煽って…。
- 00:46:45#4 満足できない女あらすじをみる 沙希(仲間由紀恵)に弁護士を通して離婚を申し入れていた夫は雅彦(高知東生)だった。2人だけで話がしたいと喫茶店に呼びつけられた雅彦はあらためて離婚して欲しいと懇願する。だが沙希は受け入れず、隼人の苦しみを忘れたのかと激しい怒りをあらわにし、手にしていたコップをテーブルに叩きつける。流れ出した血にも気づかないほど正気を失っている沙希を、絶望的な目で見つめる雅彦。翌日、ケガの治療に病院を訪れた沙希は、義母の美津子(草笛光子)を見舞いに来ていた絵里子(檀れい)に声をかける。そのまま美津子の病室を訪ねた沙希は朗らかに談笑し、たちまち美津子の心をとらえてしまう。この後、絵里子が駿(青山和也)を連れてスイミングスクールにやって来ると、そこには娘の未央(谷花音)を連れた真由美(三浦理恵子)が来ていた。相変わらず絵里子と目も合わせようとしない真由美。その態度が気にかかる絵里子は、急に自分を避けるようになった理由を聞こうと問い詰めるが、「私の個人情報、人にベラベラしゃべらないでくれる?」と逆に責められてしまう。だが、沙希に陥れられたことを知らない絵里子は真由美の指摘に心当たりがなく、戸惑うばかりだ。その夜、大阪に現れた沙希は慎二(渡部篤郎)の馴染みのバーへ。そこに慎二がやって来る。沙希に心を奪われ、仕事中にも沙希のことを思い出してしまうと苦しげに打ち明ける慎二。2人はついに一線を越えてしまう・・・あらすじをみる 沙希(仲間由紀恵)に弁護士を通して離婚を申し入れていた夫は雅彦(高知東生)だった。2人だけで話がしたいと喫茶店に呼びつけられた雅彦はあらためて離婚して欲しいと懇願する。だが沙希は受け入れず、隼人の苦しみを忘れたのかと激しい怒りをあらわにし、手にしていたコップをテーブルに叩きつける。流れ出した血にも気づかないほど正気を失っている沙希を、絶望的な目で見つめる雅彦。翌日、ケガの治療に病院を訪れた沙希は、義母の美津子(草笛光子)を見舞いに来ていた絵里子(檀れい)に声をかける。そのまま美津子の病室を訪ねた沙希は朗らかに談笑し、たちまち美津子の心をとらえてしまう。この後、絵里子が駿(青山和也)を連れてスイミングスクールにやって来ると、そこには娘の未央(谷花音)を連れた真由美(三浦理恵子)が来ていた。相変わらず絵里子と目も合わせようとしない真由美。その態度が気にかかる絵里子は、急に自分を避けるようになった理由を聞こうと問い詰めるが、「私の個人情報、人にベラベラしゃべらないでくれる?」と逆に責められてしまう。だが、沙希に陥れられたことを知らない絵里子は真由美の指摘に心当たりがなく、戸惑うばかりだ。その夜、大阪に現れた沙希は慎二(渡部篤郎)の馴染みのバーへ。そこに慎二がやって来る。沙希に心を奪われ、仕事中にも沙希のことを思い出してしまうと苦しげに打ち明ける慎二。2人はついに一線を越えてしまう・・・
- 00:46:49#5 絶体絶命あらすじをみる 携帯メール未登録のアドレスから、まるで死んでいるように見える駿(青山和也)の写真が送りつけられ、絵里子(檀れい)は動揺。昼寝をしていたはずの駿がいないのに気づき、家を飛び出して半狂乱で探し回る絵里子を、隣家の窓から無表情に眺めている沙希(仲間由紀恵)。真由美(三浦理恵子)との不仲が続く中、さらに自宅にかかってきた電話は、女の声で「死ね」とだけ言って切れ、言い知れぬ不安に襲われる絵里子。一方、慎二(渡部篤郎)はホテルで一夜をともにして以来、沙希のことが頭から離れなくなっていた。沙希の姿を期待しながら馴染みのバーに向かう慎二。だが、そこにいたのは会社の部下の亜美(藤井美菜)だった。慎二に思いを寄せる亜美は、慎二に近づこうと馴染みの店を探しだしたのだった。翌日、出勤した慎二は会社から沙希に電話をかける。夜、大阪で再会した慎二と沙希。「あなたの部屋を見たい」とねだる沙希を、慎二は戸惑いながらも自分のマンションに招き入れる。しかし、そんな2人の仲睦まじい姿を、絵里子と親しくしていたかつての隣人・加奈(鈴木砂羽)が目撃してしまう。あらすじをみる 携帯メール未登録のアドレスから、まるで死んでいるように見える駿(青山和也)の写真が送りつけられ、絵里子(檀れい)は動揺。昼寝をしていたはずの駿がいないのに気づき、家を飛び出して半狂乱で探し回る絵里子を、隣家の窓から無表情に眺めている沙希(仲間由紀恵)。真由美(三浦理恵子)との不仲が続く中、さらに自宅にかかってきた電話は、女の声で「死ね」とだけ言って切れ、言い知れぬ不安に襲われる絵里子。一方、慎二(渡部篤郎)はホテルで一夜をともにして以来、沙希のことが頭から離れなくなっていた。沙希の姿を期待しながら馴染みのバーに向かう慎二。だが、そこにいたのは会社の部下の亜美(藤井美菜)だった。慎二に思いを寄せる亜美は、慎二に近づこうと馴染みの店を探しだしたのだった。翌日、出勤した慎二は会社から沙希に電話をかける。夜、大阪で再会した慎二と沙希。「あなたの部屋を見たい」とねだる沙希を、慎二は戸惑いながらも自分のマンションに招き入れる。しかし、そんな2人の仲睦まじい姿を、絵里子と親しくしていたかつての隣人・加奈(鈴木砂羽)が目撃してしまう。
- 00:46:44#6 地獄の快気祝いあらすじをみる 沙希(仲間由紀恵)は夫の雅彦(高知東生)に会い、離婚を承諾してほしいと再び懇願されるが、頑として受け入れようとしない。雅彦は息子の隼人が亡くなった池の近くに沙希が住んでいることを突き止め、何かを企んでいるのではないか問い詰めるが、沙希は「隼人を忘れたくないだけ」と否定。しかし、沙希の激しい気性を知っている雅彦には、別の意図があるように思えてならない。一方、沙希と慎二(渡部篤郎)の関係はさらに深まっていった。まもなく赴任先の大阪から東京に戻ることが決まった慎二は、東京でも関係を続けることを沙希に約束する。そんな中、美津子(草笛光子)が退院の日を迎えた。帰宅の準備を手伝いにきた絵里子(檀れい)に、美津子は快気祝いに沙希を呼んでほしいと告げる。沙希をすっかり気に入っている様子の美津子。しかし、加奈(鈴木砂羽)から「沙希が現れてから絵里子が周囲とうまくいかなくなったのでは」と指摘された絵里子は、どこか気が乗らず、曖昧にうなずく。病院を出た絵里子は駿(青山和也)を迎えに幼稚園へ。ところがすでに駿は真由美(三浦理恵子)らに連れられて帰った後だという。慌てて真由美の店に向かうが、そこに駿の姿はなく、沙希が連れて帰ったと知らされる。絵里子は、連絡もなく勝手に駿を連れ帰るのは困ると沙希をとがめ、沙希は素直に謝るが、その言葉に見え隠れする沙希の駿への執着心に絵里子は当惑する。絵里子は真由美から聞いた慎二の浮気疑惑の真偽を確かめようと、慎二に会いに大阪へ。久しぶりの一家団欒に気持ちもほぐれ、慎二の裏切りは嘘ではないかと思う絵里子。しかしその夜、慎二のマンションで女物の櫛を見つけてしまう。それは、沙希がわざと残していった櫛だった。数日後、美津子の快気祝いが開かれることになった。絵里子にとって久しぶりの明るい出来事。慎二も大阪から戻り、美津子夫婦も揃って賑やかにテーブルについた時、チャイムが鳴った。美津子のリクエストで沙希も招かれているパーティ。それは、慎二と"隣人"との初対面であった・・・。あらすじをみる 沙希(仲間由紀恵)は夫の雅彦(高知東生)に会い、離婚を承諾してほしいと再び懇願されるが、頑として受け入れようとしない。雅彦は息子の隼人が亡くなった池の近くに沙希が住んでいることを突き止め、何かを企んでいるのではないか問い詰めるが、沙希は「隼人を忘れたくないだけ」と否定。しかし、沙希の激しい気性を知っている雅彦には、別の意図があるように思えてならない。一方、沙希と慎二(渡部篤郎)の関係はさらに深まっていった。まもなく赴任先の大阪から東京に戻ることが決まった慎二は、東京でも関係を続けることを沙希に約束する。そんな中、美津子(草笛光子)が退院の日を迎えた。帰宅の準備を手伝いにきた絵里子(檀れい)に、美津子は快気祝いに沙希を呼んでほしいと告げる。沙希をすっかり気に入っている様子の美津子。しかし、加奈(鈴木砂羽)から「沙希が現れてから絵里子が周囲とうまくいかなくなったのでは」と指摘された絵里子は、どこか気が乗らず、曖昧にうなずく。病院を出た絵里子は駿(青山和也)を迎えに幼稚園へ。ところがすでに駿は真由美(三浦理恵子)らに連れられて帰った後だという。慌てて真由美の店に向かうが、そこに駿の姿はなく、沙希が連れて帰ったと知らされる。絵里子は、連絡もなく勝手に駿を連れ帰るのは困ると沙希をとがめ、沙希は素直に謝るが、その言葉に見え隠れする沙希の駿への執着心に絵里子は当惑する。絵里子は真由美から聞いた慎二の浮気疑惑の真偽を確かめようと、慎二に会いに大阪へ。久しぶりの一家団欒に気持ちもほぐれ、慎二の裏切りは嘘ではないかと思う絵里子。しかしその夜、慎二のマンションで女物の櫛を見つけてしまう。それは、沙希がわざと残していった櫛だった。数日後、美津子の快気祝いが開かれることになった。絵里子にとって久しぶりの明るい出来事。慎二も大阪から戻り、美津子夫婦も揃って賑やかにテーブルについた時、チャイムが鳴った。美津子のリクエストで沙希も招かれているパーティ。それは、慎二と"隣人"との初対面であった・・・。
- 00:46:54#7 夫を誘惑した本当の理由あらすじをみる 美津子(草笛光子)の退院祝いの席に現れた沙希(仲間由紀恵)。慎二(渡部篤郎)は浮気相手の正体が絵里子(檀れい)の親しい隣人と知って言葉を失うが、沙希は何食わぬ顔でにこやかに会話を交わし、駿(青山和也)さえもが沙希に懐いていた。呆然自失のまま散会し、自宅にひとり残された慎二に沙希から電話が入る。今すぐ家に来るよう慎二を誘う沙希。沙希は最初から絵里子の夫だと知っていて誘惑したと慎二に告白。「俺には理解できない」と混乱する慎二に、沙希は「家も引き払う」と、あっさりと別れを切り出してさらに慎二を驚かせる。一方、絵里子は慎二が浮気をしているのではないかという疑いが頭から離れず、疑心暗鬼にとらわれていた。しかも帰宅予定を変更し、そのまま赴任先の大阪に戻るという慎二の態度にますますわだかまりを募らせる絵里子。その日の午後、絵里子は隣家の様子をうかがう雅彦(高知東生)の姿に気づく。隼人が亡くなった日に絵里子の息子が行方不明騒動を起こしていたと知った雅彦は、沙希が何らかの企みをもって絵里子と家族に近づいたのではないかと察する。その夜、慎二を自宅に呼び戻した絵里子は、加奈(鈴木砂羽)が見たという女について追及。さらに、慎二のマンションで見つけた女ものの櫛のことを突きつける。責め立てる絵里子を必死でなだめる慎二。そんな2人の様子を隣家から沙希が涼しい表情で見下ろしていた…。翌日。「ちょっと、いい?」疲れ切った絵里子のもとに、沙希が現れ――。あらすじをみる 美津子(草笛光子)の退院祝いの席に現れた沙希(仲間由紀恵)。慎二(渡部篤郎)は浮気相手の正体が絵里子(檀れい)の親しい隣人と知って言葉を失うが、沙希は何食わぬ顔でにこやかに会話を交わし、駿(青山和也)さえもが沙希に懐いていた。呆然自失のまま散会し、自宅にひとり残された慎二に沙希から電話が入る。今すぐ家に来るよう慎二を誘う沙希。沙希は最初から絵里子の夫だと知っていて誘惑したと慎二に告白。「俺には理解できない」と混乱する慎二に、沙希は「家も引き払う」と、あっさりと別れを切り出してさらに慎二を驚かせる。一方、絵里子は慎二が浮気をしているのではないかという疑いが頭から離れず、疑心暗鬼にとらわれていた。しかも帰宅予定を変更し、そのまま赴任先の大阪に戻るという慎二の態度にますますわだかまりを募らせる絵里子。その日の午後、絵里子は隣家の様子をうかがう雅彦(高知東生)の姿に気づく。隼人が亡くなった日に絵里子の息子が行方不明騒動を起こしていたと知った雅彦は、沙希が何らかの企みをもって絵里子と家族に近づいたのではないかと察する。その夜、慎二を自宅に呼び戻した絵里子は、加奈(鈴木砂羽)が見たという女について追及。さらに、慎二のマンションで見つけた女ものの櫛のことを突きつける。責め立てる絵里子を必死でなだめる慎二。そんな2人の様子を隣家から沙希が涼しい表情で見下ろしていた…。翌日。「ちょっと、いい?」疲れ切った絵里子のもとに、沙希が現れ――。
- 00:46:44#8 反撃の瞬間あらすじをみる 沙希(仲間由紀恵)は自分が慎二(渡部篤郎)の浮気相手だと明かし、微笑みさえ浮かべながら去っていった。沙希の裏切りと、それ以上に自分を傷つけて楽しむかのような態度にがく然とする絵里子(檀れい)。やがて何かに突き動かされるように立ち上がった絵里子は、沙希の家に向かい「出て来て、話があるの!」と呼びかける。だが応答はない。そんな沙希を非難するように、なおもドアを叩き続ける絵里子の姿を、偶然通りがかった和史(森山栄治)が驚きのあまりポカンと見ていた。家に戻った絵里子は慎二の携帯電話に連絡するが、留守番電話のアナウンスが虚しく流れるばかり。いてもたってもいられず、慎二の会社に電話をかけて呼び出そうとするが、応対した亜美(藤井美菜)はわざと取り次がず、電話を切ってしまう。絶望感に襲われる絵里子。まもなく、携帯電話の着信に気づいた慎二が絵里子に電話をかけてきた。思いつめた様子で「沙希さんだったのね」とつぶやく絵里子の声に、何も答えることができない慎二。夫の裏切りを確信した絵里子は、荷物をまとめ、駿(青山和也)を連れて家を飛び出した。絵里子がすべてを知ったことにうろたえた慎二は慌てて自宅に帰ろうとするが、大事な取引先への接待を命じられ、足止めを食う。しかしその夜、上司からアメリカに新設する子会社へ赴任しないかとの打診が。家族を連れて日本を離れ、すべてをやり直すチャンスだと考える慎二。一方、翌朝、沙希は何食わぬ顔で真由美(三浦理恵子)の店を訪れ、絵里子と駿が家を出たきり戻らないと相談をもちかける。さらに、駿の泣き声が毎晩のように聞こえており、絵里子が駿を虐待しているのでは、と不安がってみせ、絵里子の行きそうな実家の場所を聞き出して…あらすじをみる 沙希(仲間由紀恵)は自分が慎二(渡部篤郎)の浮気相手だと明かし、微笑みさえ浮かべながら去っていった。沙希の裏切りと、それ以上に自分を傷つけて楽しむかのような態度にがく然とする絵里子(檀れい)。やがて何かに突き動かされるように立ち上がった絵里子は、沙希の家に向かい「出て来て、話があるの!」と呼びかける。だが応答はない。そんな沙希を非難するように、なおもドアを叩き続ける絵里子の姿を、偶然通りがかった和史(森山栄治)が驚きのあまりポカンと見ていた。家に戻った絵里子は慎二の携帯電話に連絡するが、留守番電話のアナウンスが虚しく流れるばかり。いてもたってもいられず、慎二の会社に電話をかけて呼び出そうとするが、応対した亜美(藤井美菜)はわざと取り次がず、電話を切ってしまう。絶望感に襲われる絵里子。まもなく、携帯電話の着信に気づいた慎二が絵里子に電話をかけてきた。思いつめた様子で「沙希さんだったのね」とつぶやく絵里子の声に、何も答えることができない慎二。夫の裏切りを確信した絵里子は、荷物をまとめ、駿(青山和也)を連れて家を飛び出した。絵里子がすべてを知ったことにうろたえた慎二は慌てて自宅に帰ろうとするが、大事な取引先への接待を命じられ、足止めを食う。しかしその夜、上司からアメリカに新設する子会社へ赴任しないかとの打診が。家族を連れて日本を離れ、すべてをやり直すチャンスだと考える慎二。一方、翌朝、沙希は何食わぬ顔で真由美(三浦理恵子)の店を訪れ、絵里子と駿が家を出たきり戻らないと相談をもちかける。さらに、駿の泣き声が毎晩のように聞こえており、絵里子が駿を虐待しているのでは、と不安がってみせ、絵里子の行きそうな実家の場所を聞き出して…
- 00:46:29#9 零れたミルクあらすじをみる 絵里子(檀れい)の長野の実家から駿(青山和也)が姿を消した。絵里子は沙希(仲間由紀恵)が連れ去ったと確信。慎二(渡部篤郎)に電話をかけ、取り乱した様子で沙希の仕業だと訴える。急いで自宅へ向かう慎二。しかし、慌てて自宅に戻った絵里子の目に飛び込んできたのは、慎二の胸で泣く沙希の姿だった。沙希から思いもよらぬ過去の話を聞いた慎二は、沙希を怒るどころか、かばうようなそぶりを見せる。絵里子は沙希の言うことはすべて嘘であり、駿を誘拐したのだから警察に突き出してと慎二に訴えるが、慎二は動かない。「何でわからないのよ、みんなどうして信じるの?」と絶望する絵里子。その様子を冷ややかな目で見ていた沙希はやがて口を開いた。「慎二も駿も、家出した絵里子が捨てたもの。それを私は拾っただけ」と。激高した絵里子は沙希に思わずつかみかかる。その時、部屋に置いてあった大きな鏡が、沙希と絵里子の上に倒れてきた。沙希の目から流れる血…。その夜、絵里子は誘拐事件だと警察に訴えるが、ただの痴情のもつれだと取り合ってもらえない。打ちのめされる絵里子に、慎二はアメリカでやり直そうと告げる。翌日、病院に沙希を見舞った慎二は、沙希に決別の意を告げる。意外にもあっさりと受け入れる沙希。だが別れ際、「誰かが幸福になると、どこかで誰かが不幸になってる。みんなが幸せなんてありえない」とつぶやく沙希に、不気味なものを感じる。そして数日後、沙希は家を引き払い、忽然と姿を消してしまう。あらすじをみる 絵里子(檀れい)の長野の実家から駿(青山和也)が姿を消した。絵里子は沙希(仲間由紀恵)が連れ去ったと確信。慎二(渡部篤郎)に電話をかけ、取り乱した様子で沙希の仕業だと訴える。急いで自宅へ向かう慎二。しかし、慌てて自宅に戻った絵里子の目に飛び込んできたのは、慎二の胸で泣く沙希の姿だった。沙希から思いもよらぬ過去の話を聞いた慎二は、沙希を怒るどころか、かばうようなそぶりを見せる。絵里子は沙希の言うことはすべて嘘であり、駿を誘拐したのだから警察に突き出してと慎二に訴えるが、慎二は動かない。「何でわからないのよ、みんなどうして信じるの?」と絶望する絵里子。その様子を冷ややかな目で見ていた沙希はやがて口を開いた。「慎二も駿も、家出した絵里子が捨てたもの。それを私は拾っただけ」と。激高した絵里子は沙希に思わずつかみかかる。その時、部屋に置いてあった大きな鏡が、沙希と絵里子の上に倒れてきた。沙希の目から流れる血…。その夜、絵里子は誘拐事件だと警察に訴えるが、ただの痴情のもつれだと取り合ってもらえない。打ちのめされる絵里子に、慎二はアメリカでやり直そうと告げる。翌日、病院に沙希を見舞った慎二は、沙希に決別の意を告げる。意外にもあっさりと受け入れる沙希。だが別れ際、「誰かが幸福になると、どこかで誰かが不幸になってる。みんなが幸せなんてありえない」とつぶやく沙希に、不気味なものを感じる。そして数日後、沙希は家を引き払い、忽然と姿を消してしまう。
- 00:55:32#10 勝つ女あらすじをみる 沙希(仲間由紀恵)が本当の母親は自分だと駿(青山和也)に思い込ませていたことを知った絵里子(檀れい)は激怒。姿を消した沙希の居場所を探し回る。しかし、雅彦(高知東生)にも行方はわからないという。 息子の隼人が亡くなった日に、駿が無事に見つかったことに沙希は傷ついたのではないかと言う雅彦。だが絵里子には、その怒りが駿や慎二(渡部篤郎)にではなく自分だけに向けられているようで何か腑に落ちない。その夜、絵里子は真由美(三浦理恵子)の店で開かれたホタルの会に出席。沙希を探していると一同に明かし、情報があればすぐに知らせて欲しいと毅然と呼びかけ早々に帰ってしまう。以前の朗らかな絵里子とは別人のようなその態度に、異様なものを感じる真由美ら。その夜、慎二との口論の末、ついに心労で倒れてしまう絵里子。その代わりにと、理生(南圭介)が駿の面倒をかって出る。しかし、見舞いに訪れた加奈(鈴木砂羽)から真由美の店に駿の姿はなく、さらに理生も急に店を休んだと聞いた絵里子は、かつてないほどの不安に襲われ部屋を飛び出して…。あらすじをみる 沙希(仲間由紀恵)が本当の母親は自分だと駿(青山和也)に思い込ませていたことを知った絵里子(檀れい)は激怒。姿を消した沙希の居場所を探し回る。しかし、雅彦(高知東生)にも行方はわからないという。 息子の隼人が亡くなった日に、駿が無事に見つかったことに沙希は傷ついたのではないかと言う雅彦。だが絵里子には、その怒りが駿や慎二(渡部篤郎)にではなく自分だけに向けられているようで何か腑に落ちない。その夜、絵里子は真由美(三浦理恵子)の店で開かれたホタルの会に出席。沙希を探していると一同に明かし、情報があればすぐに知らせて欲しいと毅然と呼びかけ早々に帰ってしまう。以前の朗らかな絵里子とは別人のようなその態度に、異様なものを感じる真由美ら。その夜、慎二との口論の末、ついに心労で倒れてしまう絵里子。その代わりにと、理生(南圭介)が駿の面倒をかって出る。しかし、見舞いに訪れた加奈(鈴木砂羽)から真由美の店に駿の姿はなく、さらに理生も急に店を休んだと聞いた絵里子は、かつてないほどの不安に襲われ部屋を飛び出して…。