各話一覧
00:46:55 第22話 怖れて候 あらすじをみる
人里離れた山奥で金を盗掘している三人の男がいる。首領格でけだもののような熊蔵(山谷初男)の手から女が逃げ出してきた。二年前にさらわれた材木問屋檜屋の喜三郎(北沢彪)の娘ちよ(松木路子)である。偶然ちよ救出の手助けをした大吉(近藤洋介)は、熊蔵の残虐さに恐怖を感じた。
執念深い熊蔵は、ちよのあとを追って丸善屋にまであらわれた。心労のため喜三郎は倒れ、ちよは再び山へ戻る覚悟をきめた。しかしその裏には喜三郎の義弟にあたる儀助(柳生博)の檜屋乗取りをねらう悪企みがあったのだ。
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人里離れた山奥で金を盗掘している三人の男がいる。首領格でけだもののような熊蔵(山谷初男)の手から女が逃げ出してきた。二年前にさらわれた材木問屋檜屋の喜三郎(北沢彪)の娘ちよ(松木路子)である。偶然ちよ救出の手助けをした大吉(近藤洋介)は、熊蔵の残虐さに恐怖を感じた。
執念深い熊蔵は、ちよのあとを追って丸善屋にまであらわれた。心労のため喜三郎は倒れ、ちよは再び山へ戻る覚悟をきめた。しかしその裏には喜三郎の義弟にあたる儀助(柳生博)の檜屋乗取りをねらう悪企みがあったのだ。
00:46:54 第23話 晴らして候 あらすじをみる
与力殺しの疑いで捕われた兄、佐吉(小坂一也)を救うためおその(大谷直子)は、事件の夜佐吉とすれ違った大吉(近藤洋介)に証人になってくれという。その時仕留めの仕事の帰りだった大吉は人違いだと逃げた。
与力殺しは、同じ与力の間宮伝九郎(沢本忠雄)と岡っ引の平六(笹吾朗)の仕業で、佐吉をその犯人に仕立て上げたのも彼等なのだ。
おそのは兄を助けたい一心で金貸しの伊三次(山口幸生)に身をまかせ、大吉は良心に責められるが、主水(藤田まこと)や貢(石坂浩二)から証人になることを反対されてしまった。
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与力殺しの疑いで捕われた兄、佐吉(小坂一也)を救うためおその(大谷直子)は、事件の夜佐吉とすれ違った大吉(近藤洋介)に証人になってくれという。その時仕留めの仕事の帰りだった大吉は人違いだと逃げた。
与力殺しは、同じ与力の間宮伝九郎(沢本忠雄)と岡っ引の平六(笹吾朗)の仕業で、佐吉をその犯人に仕立て上げたのも彼等なのだ。
おそのは兄を助けたい一心で金貸しの伊三次(山口幸生)に身をまかせ、大吉は良心に責められるが、主水(藤田まこと)や貢(石坂浩二)から証人になることを反対されてしまった。
00:46:55 第24話 嘘つきにて候 あらすじをみる
しじみ売りの少年、佐助(金子吉延)は、米問屋、備前屋の主人大八(飯沼慧)を尊敬していた。大八は焼け出された人たちの面倒をみたり、気のふれた先代の妻、よね(野口ふみえ)にも嫌な顔ひとつしない、その上佐助にも励ましの言葉をかけてくれる。
しかし裏では、岡っ引の虎松(潮健児)、島抜けしてきた三次(市村昌治)たちを抱き込み、よねを殺そうとねらっていた。そこへ大八に裏切られた佐助が、よねを人質にとって番小屋へ立てこもった。
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しじみ売りの少年、佐助(金子吉延)は、米問屋、備前屋の主人大八(飯沼慧)を尊敬していた。大八は焼け出された人たちの面倒をみたり、気のふれた先代の妻、よね(野口ふみえ)にも嫌な顔ひとつしない、その上佐助にも励ましの言葉をかけてくれる。
しかし裏では、岡っ引の虎松(潮健児)、島抜けしてきた三次(市村昌治)たちを抱き込み、よねを殺そうとねらっていた。そこへ大八に裏切られた佐助が、よねを人質にとって番小屋へ立てこもった。
00:46:54 第25話 晒されて候 あらすじをみる
米の仲買、越後屋の女主人お陽(中村玉緒)は、義理の娘お道(桜井浩子)の無断の借金の返済を迫られて驚ろいた。義平次(川合伸旺)と名乗る男は、百両を今夜中に返さなければ、店の権利書をもらって帰るという。
店を守るため、お陽は五十両を持って賭場へ行き、一か八かの勝負をした。その時偶然、大吉(近藤洋介)に誘われてその場にいた貢(石坂浩二)は、せっかくかせいだ五十両をお陽にまきあげられてしまった。
その翌日、お陽と男が心中死体となって発見され、お陽だけが息を吹き返した。彼女は主水(藤田まこと)に心中した覚えはないと叫ぶが、定め通りさらしものにされてしまった。
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米の仲買、越後屋の女主人お陽(中村玉緒)は、義理の娘お道(桜井浩子)の無断の借金の返済を迫られて驚ろいた。義平次(川合伸旺)と名乗る男は、百両を今夜中に返さなければ、店の権利書をもらって帰るという。
店を守るため、お陽は五十両を持って賭場へ行き、一か八かの勝負をした。その時偶然、大吉(近藤洋介)に誘われてその場にいた貢(石坂浩二)は、せっかくかせいだ五十両をお陽にまきあげられてしまった。
その翌日、お陽と男が心中死体となって発見され、お陽だけが息を吹き返した。彼女は主水(藤田まこと)に心中した覚えはないと叫ぶが、定め通りさらしものにされてしまった。
00:46:24 第26話 拐かされて候 あらすじをみる
がまの油売りの浪人、筧弾正(上田忠好)は、昨年亡くした妻の薬代を火消しの松五郎親分(堺左千夫)に借りていたが、今では元利共で百両、娘おさき(瞳順子)と二人暮しの弾正に返せるあてはない。好色な松五郎は手先の岡っ引、屑伝(矢野宣)を使って、借金のかたにおさきを妾にしようとねらっている。
屑伝が強引におさきを連れ出しに来たが、彼女は行方不明。大道で弾正と知りあったおきん(野川由美子)が、事情を知っておさきを隠まったのだ。しかし執念深い屑伝は捜査の網をせばめ、おきんの家も危い。おさきの捜査を命じられた主水(藤田まこと)も、貢(石坂浩二)たちも協力して、おさきを救うために立ち上った。
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がまの油売りの浪人、筧弾正(上田忠好)は、昨年亡くした妻の薬代を火消しの松五郎親分(堺左千夫)に借りていたが、今では元利共で百両、娘おさき(瞳順子)と二人暮しの弾正に返せるあてはない。好色な松五郎は手先の岡っ引、屑伝(矢野宣)を使って、借金のかたにおさきを妾にしようとねらっている。
屑伝が強引におさきを連れ出しに来たが、彼女は行方不明。大道で弾正と知りあったおきん(野川由美子)が、事情を知っておさきを隠まったのだ。しかし執念深い屑伝は捜査の網をせばめ、おきんの家も危い。おさきの捜査を命じられた主水(藤田まこと)も、貢(石坂浩二)たちも協力して、おさきを救うために立ち上った。
00:46:15 第27話 別れにて候 あらすじをみる
黒船の来航をバックに時代を見とおし開国論を主張する若年寄松平玄蕃頭、貢もその見識を高く評価しているが、この玄蕃頭は裏では阿片に溺れ、商人から金品や女を献上させ、妾宅の近くの長屋を眼ざわりだと取り壊させるような男なのだ。貢は国の運命が大きく変ろうとしている時に、自分自身の生き方に疑問を感じはじめていた。
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黒船の来航をバックに時代を見とおし開国論を主張する若年寄松平玄蕃頭、貢もその見識を高く評価しているが、この玄蕃頭は裏では阿片に溺れ、商人から金品や女を献上させ、妾宅の近くの長屋を眼ざわりだと取り壊させるような男なのだ。貢は国の運命が大きく変ろうとしている時に、自分自身の生き方に疑問を感じはじめていた。
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