各話一覧
00:25:01 第十八話 「風の海 迷宮の岸」 四章 あらすじをみる
十年も日本で育った泰麒が、転変や使令を持つ方法を知るはずもない。そこで助力を頂ければと、碧霞玄君玉葉が景麒を呼んだのだった。すっかり景麒になついた泰麒だったのが、結局転変も使令を持つことも出来ず、別れのときが来てしまう。しかし、泰麒に景麒との別れを悲しんでいる暇は無かった。この蓬山に戴国の王となるべく麒麟の選定を受けるため、黄海を渡ってきた戴国の民が集まっていたのだ。
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十年も日本で育った泰麒が、転変や使令を持つ方法を知るはずもない。そこで助力を頂ければと、碧霞玄君玉葉が景麒を呼んだのだった。すっかり景麒になついた泰麒だったのが、結局転変も使令を持つことも出来ず、別れのときが来てしまう。しかし、泰麒に景麒との別れを悲しんでいる暇は無かった。この蓬山に戴国の王となるべく麒麟の選定を受けるため、黄海を渡ってきた戴国の民が集まっていたのだ。
00:25:01 第十九話 「風の海 迷宮の岸」 五章 あらすじをみる
昇山者たちの中に戴国の王となる人物を見いだせなかった泰麒は、毎日のように李斎と驍宗に会いに出かけた。ある日、泰麒は驍宗達のスウグ狩りについていくことになったのだが、泰麒の身を必要以上に案じる女仙たちの発言に、驍宗は侮られたと解してしまう。泰麒はそれが、使令も持たず、さらに転変さえも出来ない自分のせいだとわかっていた。そしてその事実を驍宗と李斎、二人に告げるのだった。
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昇山者たちの中に戴国の王となる人物を見いだせなかった泰麒は、毎日のように李斎と驍宗に会いに出かけた。ある日、泰麒は驍宗達のスウグ狩りについていくことになったのだが、泰麒の身を必要以上に案じる女仙たちの発言に、驍宗は侮られたと解してしまう。泰麒はそれが、使令も持たず、さらに転変さえも出来ない自分のせいだとわかっていた。そしてその事実を驍宗と李斎、二人に告げるのだった。
00:25:01 第二十話 「風の海 迷宮の岸」 終章 あらすじをみる
泰麒は戴国の王として驍宗を選んだ。だが嬉しいはずの泰麒からは明るさが失われていた。――天啓がなかったのに、驍宗を王に選んでしまった――天が泰王を任じる儀式のとき、天の裁きが驍宗を滅ぼす、そう信じていたのだ。天勅を戴き、泰麒と驍宗は戴国の王宮・白圭宮へとやってきた。天の裁きなど無かった、さらに重く積み重なる罪の意識。そんな泰麒のもとを、景麒が訪れる。
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泰麒は戴国の王として驍宗を選んだ。だが嬉しいはずの泰麒からは明るさが失われていた。――天啓がなかったのに、驍宗を王に選んでしまった――天が泰王を任じる儀式のとき、天の裁きが驍宗を滅ぼす、そう信じていたのだ。天勅を戴き、泰麒と驍宗は戴国の王宮・白圭宮へとやってきた。天の裁きなど無かった、さらに重く積み重なる罪の意識。そんな泰麒のもとを、景麒が訪れる。
00:25:01 第二十一話 「風の海 迷宮の岸」 転章 あらすじをみる
雁国の麒麟・六太は、十二の国の内情を気にかけていた。本来、十二の国には十二の王と麒麟が存在する。だが今、巧国と芳国には王がいない。王がいない国の土地は荒れ妖魔が出没し民は貧困にあえぐことになる。そして、最も荒れているのは戴。北東の端に位置するこの国は長い間、王と麒麟の行方がわからなくなっているのだ。六太は幼かった戴国の麒麟・泰麒の事を考えていた。
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雁国の麒麟・六太は、十二の国の内情を気にかけていた。本来、十二の国には十二の王と麒麟が存在する。だが今、巧国と芳国には王がいない。王がいない国の土地は荒れ妖魔が出没し民は貧困にあえぐことになる。そして、最も荒れているのは戴。北東の端に位置するこの国は長い間、王と麒麟の行方がわからなくなっているのだ。六太は幼かった戴国の麒麟・泰麒の事を考えていた。
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