一心太助 男の中の男一匹
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今日は江戸の名物男である一心太助とお仲の婚礼も終わり、いよいよ新婚初夜を迎えるのだが、次から次へと邪魔が入ってくる始末。賭場荒らしの弦太、大久保家の用人喜内の隠し子糸吉と鯉平の居候が転がり込む。さらには、お仲の友達のお恵とお光がやって来る。ところが、お仲の友人とは知らない弦太が良いカモとばかり、お恵とお光をバクチ場に連れ込んだ。これを知った太助は、糸吉と鯉平を連れて賭場に殴り込みをかけ、無事二人を救い出すが、よく考えれば、居候がさらに二人増える勘定に…。その頃は、大江戸八百八丁の経済も平和も、魚河岸の動き一つで決まるといって過言ではない状況だった。この要ともいうべき魚河岸に魔の手が伸びていた。悪徳商人丹波屋と結託した神尾主膳は、南町奉行備前守の悪徳兄弟であった。そんな中、彦左が病で倒れる。急ぎ駆けつける太助に、「男の中の男になれよ」との言葉を残し、彦左は息絶えた。あたかも、この彦左の死を待っていたかのように、南町奉行は、魚河岸の取締役松前屋を豊臣残党の名目で捕縛し、丹波屋を新たな取締役に任命し、河岸に重税を課すように仕向ける。太助は、老中伊豆守に訴えるが、確かな反証も持たぬ限りどうすることもできないと言われる。彦左を失い、初めてぶつかった難事を前に、太助は雄々しく立ち上がる。だが、その努力も空しく、遂に松前屋処刑の日がやって来る…。
- ジャンル
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制作国
日本
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制作年
1970年以前
- キャスト
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スタッフ
脚本 : 鷹沢和善 監督 : 沢島忠