任侠中仙道

01:31:29
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330円 甲州身延参詣途中の清水の次郎長一家は、三馬の政右衛門の密告により謀反の嫌疑をかけられ信州へ向かった。一家が草鞋を脱いだのは小川の勝五郎の家だが、バクチ好きの勝五郎は次郎長一家の着物を持ち出して賭場で負けた。次郎長親分は、金の工面のため身売りしようとする女房おたきに重ねて三十両渡して、身内の木幡の初五郎の家へ向かった。一方、その上州では百姓たちが娘を年貢のカタに代官所へ差し出すほどの大凶作にあえいでいた。国定忠治は百姓を救おうと、米を買い付けるために信州入りし、夜毎賭場荒らしで資金を稼いだ。伊三郎を中心とする信州の貸元たちは賭場に罠を仕掛け、忠治一家の文蔵、浅二郎、才一らはまんまとこの罠にはまるが逃げ伸びる。途中、浅二郎は偶然飛び込んだ花街紅屋の店の前で、伊三郎に売られた恋人おきんに会った。浅二郎は身請けの金を届ける約束をして店を出る。一方、伊三郎らは最後の手段として清水一家と国定一家をぶつけようと、賭場で忠治の名を騙り清水一家の初五郎を斬る。その夜、千人河原では次郎長、忠治の両雄が月光を浴びて対峙する。構えた瞬間、次郎長は初五郎を斬ったのは忠治ではない、と見抜く。そして遂に忠治の買い貯めた米は千俵にも達し、それを見つけた件の三馬の政右衛門は伊三郎に密告する。伊三郎はこの米を横取りしようと企み、これを知った忠治一家は岩鼻の代官所へ向かった。そしてまた、次郎長一家も忠治を追って上州へ向かうのだが…。
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  • スタッフ
    監督 : 松田定次 脚本 : 比佐芳武
(C)東映

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