極道戦争 武闘派

01:55:23
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330円 州の小都市に本拠を置く神崎組が、近隣の組を傘下に収め、「神崎会」と改名するまで勢力を拡大していった背景には、「武闘派」と呼ばれる若者たちの勢力が貢献していた。その中でも、衣笠誠と大東勝司の二人は抜きん出た存在だった。かねてから九州最大の都市・博多進出を狙っていた神崎会は、土地買収の依頼を受け、博多に強固な地盤を持つ城戸組と事を構えることを決め、先兵隊を博多に送り込むが、数日後、城戸組組員に射殺される事件が起こる。血気にはやる勝司を宥める誠。だが、神崎会の緊急幹部会で、城戸組との全面戦争が決定。その武闘派の隊長に誠が、そして勝司は斬り込み隊長を自ら買って出る。誠の作戦とは、勝負を一気に決めることとし、組長の城戸研介と同系鶴木組組長の鶴木次郎の二人のみにターゲットを絞り、持久戦を厳命する。そんな悠長な作戦に賛同できない勝司。報復に次ぐ報復の嵐の中で抗争はドロ沼化へ。そんな中、神崎会会長が病に倒れる事態が起こり、突然弱気になる神崎会の黒岩組組長以下幹部の面々。そんなある日、土地買収を依頼主から料亭に呼び出される黒岩。そこには、敵対する城戸組の城戸、鶴木、さらには関東の大組織・海頭組の若頭・深沢が同席していた。城戸組は、深沢を仲介に手打ちを求めてきたのだった。もし、異存があるなら海頭組をあげて戦争を辞さないと深沢に詰め寄られる黒岩。黒岩が持ち帰ってきた手打ち話に反対したのは笠井組組長のみ。そんなことから、笠井はヤク中に撃たれて死ぬという壮絶な死を遂げる。黒岩の画策により、神崎会は城戸組との手打ちが決定し、抗争中止命令が出される。だが、一人手打 ちに逆らう勝司は、城戸を殺ると言って姿を消す。城戸と黒岩が会食する席にマシンガンをぶち込む勝司。勝司には絶縁状が出され、手負いの一匹狼となる勝司。そんな勝司に、誠は腹を決める。敵からも味方からも狙われる勝司を楽にしてやれることは、唯一つ、自らの手であの世に送ってやることだった。苦渋の選択を胸に、勝司のアジトへと向かい、対峙する誠と勝司…。その頃、手打ち式を終えた城戸組と神崎会の幹部連は、宴の最中であった。そこに音もなく一人の男が入ってくる。誠だった。その手には、怒りと悲しみで熱くなった拳銃が握られていた…。
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  • スタッフ
    原作 : 斯波道男 監督 : 中島貞夫 脚本 : 大津一瑯
(C)東映

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