陽はまた昇る
4.5点
動画ポイント対象
330円
日本ビクター本社に勤務する開発技師・加賀谷静男に横浜工場ビデオ事業部への異動命令が下る。部長職に就くと一年で馘が飛ぶと言われる非採算部門である。ビデオ事業部員の人員削減、それが加賀谷に課せられた社命であった。加賀谷は自らの夢を従業員に打ち明けた。「今に、必ず家庭用VTRの時代が来る。まだどこも製品化できていないこの商品を我々が創る。自分達の職場は自分達で守ろう!」無謀と感じながらも加賀谷の言葉は彼らの胸に熱く響いた。開発プロジェクトチームに選ばれた者は昼夜を問わず商品開発に没頭、ビデオ事業部次長の大久保修は、加賀谷に抵抗を感じながらも偽りの事業計画を立て本社へのカムフラージュと資金調達に奔走、残りの者は慣れない営業の仕事に汗し、既存の業務用VTRを売り歩いた。夢に向かって歩く、その想いだけが彼らを奮い立たせていた。そして試作機は完成した。後はこの夢の結晶を世に送り出すだけだ。ユーザーの為、互換性を最重要課題としていた加賀谷は周囲の反対を押し切って、心血を注いだ試作機の情報を各メーカーに惜しみなく公開するという大胆な行動に打って出た。しかし、先行販売されたソニーのβマックスは順調に普及し、通産省も国内統一規格としての調整に乗り出す。万策尽き、絶望の淵にあった加賀谷に、大久保が大阪行きを提案する。そこには日本家電業界の父・松下幸之助がいる。プロジェクトチームが希望を託した試作機の名称はVHS。果たして二人は松下をVHS陣営に参加させられるのか?
レビュー・口コミ(4件) 一覧へ
大好きな作品です。見るたびに感動して涙してしまいます。身近にこんなに上司がいてくれたらと思います。
5点話題になった映画でしたね。
まだ見ていません。
面白いでしょうか。5点とにかく最高の秀逸な作品ですよね!松下電器本社に直談判に行くシーンは感動でした!さすが仲代達矢ですよね!
3点ハラハラドキドキする展開。ストーリー性もよく、迫力のある映像。最高の一作。
5点
- ジャンル
-
制作国
日本
-
制作年
2000年代
- キャスト
-
スタッフ
原作 : 佐藤正明 監督 : 佐々部清 脚本 : 西岡琢也、佐々部清