ゴルゴ13 九竜の首
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アメリカ麻薬組織の代表ロッキーから、シンジケートの香港支部長である周電峰の暗殺依頼を受けたゴルゴ13は、香港へ飛んだ。
ゴルゴがアメリカを発つ数日前、ビクトリア湾に全裸に剥がれた男の死体が浮かんだ。捜査に当たった麻薬のスミニーと呼ばれる香港警察の主任刑事の鋭い眼は、死体の男がアメリカから派遣された殺し屋であったことから、麻薬のボスと目される周とアメリカとの間に亀裂が生じた結果とにらみ、香港から麻薬を一掃するチャンスとばかり、活動を開始する。
だが観光事業を表向きの顔として持つ周だけにスミニーも容易なことでは手が出せない。そこで彼の配下の女刑事林玲を、周の経営する「東方光」へ潜入させるが、林玲は麻薬の精製場である山小舎をつきとめたところで消息を絶つ。ようやく山小舎をつきとめたスミニーだが、凄まじい銃撃戦の結果、林玲は絶命し、山小舎も周の配下により爆破されてしまう。
一方、香港に到着したゴルゴは敏速に行動を開始した。「東方光」へ出向き、周を首実験したゴルゴは、ホテルへの帰途、麻薬組織の男を撃ち殺した紅蘭という女を巧みに警察の追及から逃がし、追ってきた仲間を超人的な空手業で倒してしまう。香港警察の激しい追及と、それにも勝る超A級の狙撃者ゴルゴの出現に脅える周は、黒幕のXに助けを乞う。Xの指示通り、周は市民に寄贈したプール開きに平静を装い出席、来賓のポーラニア領事ポランスキーとその娘から花束を贈られ得意満面だった。折からアトラクションとして用意されたオリンピック選手による競泳の号砲が鳴った。その瞬間、周は側頭部を撃ち抜かれてプールに転落したのだ。だが、ゴルゴの狙撃銃、アームライトM16からは、弾は発射されていなかった・・・。
- ジャンル
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制作国
日本
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制作年
1970年代
- シリーズ
- キャスト
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スタッフ
原作 : さいとう・たかを さいとう・プロダクション 脚本 : 中島信昭、杉本功 監督 : 野田幸男