手塚治虫の実験アニメーション作品集
#1~#5
各話一覧
- 00:39:05#1 ある街角の物語あらすじをみる 街角に貼られたポスターと、クマのぬいぐるみを友達にしている女の子、さらに街灯やその光に誘われる一匹のイタズラな蛾。そんなひとつの街角に存在する生物、無生物のそれぞれのドラマを交錯させながら、そのすべてが戦火に巻き込まれて悲劇的なクライマックスを迎える、という「ストーリー」ではなく「感情」をこそ語るプライベート・アニメーションです。あらすじをみる 街角に貼られたポスターと、クマのぬいぐるみを友達にしている女の子、さらに街灯やその光に誘われる一匹のイタズラな蛾。そんなひとつの街角に存在する生物、無生物のそれぞれのドラマを交錯させながら、そのすべてが戦火に巻き込まれて悲劇的なクライマックスを迎える、という「ストーリー」ではなく「感情」をこそ語るプライベート・アニメーションです。
- 00:25:18#2 おす/めもりい/人魚/しずく/創世記あらすじをみる おす:彼女とふたりでゆっくり過ごそうと思っていた猫にとって、ベットの上でバタバタしたあとも足をふみならしたりしている部屋のあるじの落ち着きのなさがどうも気に入らない。部屋を追い出そうとすると女が死んでいることがわかる。男はパトカーを待っていたのだ。猫の目を通して人間の男女のむずかしさが語られる。 めもりい:思い出の不思議、記憶の曖昧さ、そして現実を美化してくれる思い出というものの功罪などを描きながら、やがては人類破滅の末に地球そのものが宇宙の思い出となってしまう、というふうに展開するプライベート短編アニメ。 人魚:これは遠い国の空想好きの少年の話しである。だがその国ではかってな空想は許されていなかった。ある日少年は砂浜にうちあげられたサカナをひろって水たまりにはなしてやる。するとサカナは美しい人魚に変わってしまう。少年は警官につれていかれきびしい取り調べをうける。学者は本を読ませ少年の考えを変えさせようとした。数ヶ月してついに少年は人魚を思い出せなくなってしまう。家に帰り少年が見たものは小さなサカナだった。少年は絶望して海へ行くが…。 しずく:大海原をイカダで漂流する男は飢えと乾きと幻覚に悩まされ、いまや極限状態。男はマストに光る3滴のしずくを見つける。やがてしずくの水を呑みたい一心で、男の涙ぐましい努力が始まる。何度も何度もしずくの獲得のためにチャレンジを繰り返す。そこから巻き起こる様々な悲喜劇。最後には意外などんでん返しが待っている。 創世記:ジョン・ヒューストン監督によるハリウッド大作『天地創造』をまったく動かない紙芝居風の絵でパロディ化した短編あらすじをみる おす:彼女とふたりでゆっくり過ごそうと思っていた猫にとって、ベットの上でバタバタしたあとも足をふみならしたりしている部屋のあるじの落ち着きのなさがどうも気に入らない。部屋を追い出そうとすると女が死んでいることがわかる。男はパトカーを待っていたのだ。猫の目を通して人間の男女のむずかしさが語られる。 めもりい:思い出の不思議、記憶の曖昧さ、そして現実を美化してくれる思い出というものの功罪などを描きながら、やがては人類破滅の末に地球そのものが宇宙の思い出となってしまう、というふうに展開するプライベート短編アニメ。 人魚:これは遠い国の空想好きの少年の話しである。だがその国ではかってな空想は許されていなかった。ある日少年は砂浜にうちあげられたサカナをひろって水たまりにはなしてやる。するとサカナは美しい人魚に変わってしまう。少年は警官につれていかれきびしい取り調べをうける。学者は本を読ませ少年の考えを変えさせようとした。数ヶ月してついに少年は人魚を思い出せなくなってしまう。家に帰り少年が見たものは小さなサカナだった。少年は絶望して海へ行くが…。 しずく:大海原をイカダで漂流する男は飢えと乾きと幻覚に悩まされ、いまや極限状態。男はマストに光る3滴のしずくを見つける。やがてしずくの水を呑みたい一心で、男の涙ぐましい努力が始まる。何度も何度もしずくの獲得のためにチャレンジを繰り返す。そこから巻き起こる様々な悲喜劇。最後には意外などんでん返しが待っている。 創世記:ジョン・ヒューストン監督によるハリウッド大作『天地創造』をまったく動かない紙芝居風の絵でパロディ化した短編
- 00:32:57あらすじをみる ムソルグスキーの『展覧会の絵』組曲から受けたインスピレーションをもとに10のエピソードが展開されて行きます。
- 00:25:09#4 ジャンピング/おんぼろフィルム/プッシュ/村正/自画像あらすじをみる ジャンピング:通りで遊んでいた主人公が、スキップするうちに弾みがつき、いつ果てるとも知れないジャンプを繰り返して、町の中を、森の中を、洋上をさまよう。そして遙か大洋の彼方戦争の真っ只中の国へ、破滅の道をひたはしって行く。やがて最終兵器が炸裂する煉獄の炎の中へとジャンプするのであった。 おんぼろフィルム:昔々の西部の物語。悪漢相手に危機一髪の美女を救う勇敢なカウボーイの大活躍。可愛い美女のためなら、コマのフレームからだって飛び出してしまうし、汽車だって一撃だ。ただしフィルムが途中で切れても、雨の降るごとくキズだらけでも、ゴミで汚れた画面であっても、絶対に席を立たないでください。 プッシュ:いたる所に自動販売機が置いてあり、何でもそれで買える世界。男は服を買い、自動車を買い、造物主のもとへたどり着く。そして「地球の自動販売機はないか」とたずねる。しかし造物主は「地球の新品はない」と答える。地球の資源は有限で、新品ととりかえようがないのだった。 村正:わら人形にささっていた村正と呼ばれる刀を持った武士は、魅入られたようのにわら人形を見かけると試し斬りをするようになる。だがそのわら人形は倒れると人間に変わってしまう。武士は最後には自分がそのわら人形になることは気づかない。 自画像:手塚治虫の自画像とどこかで見かけたようなVIPやおなじみのモンスターなど13人の意外な人物の肖像が、瞬間にスロットマシーン的展開をする。世界5カ国19人のアニメ作家が、、自画像をモチーフにして競作したオムニバス作品の中の手塚治虫のパート。あらすじをみる ジャンピング:通りで遊んでいた主人公が、スキップするうちに弾みがつき、いつ果てるとも知れないジャンプを繰り返して、町の中を、森の中を、洋上をさまよう。そして遙か大洋の彼方戦争の真っ只中の国へ、破滅の道をひたはしって行く。やがて最終兵器が炸裂する煉獄の炎の中へとジャンプするのであった。 おんぼろフィルム:昔々の西部の物語。悪漢相手に危機一髪の美女を救う勇敢なカウボーイの大活躍。可愛い美女のためなら、コマのフレームからだって飛び出してしまうし、汽車だって一撃だ。ただしフィルムが途中で切れても、雨の降るごとくキズだらけでも、ゴミで汚れた画面であっても、絶対に席を立たないでください。 プッシュ:いたる所に自動販売機が置いてあり、何でもそれで買える世界。男は服を買い、自動車を買い、造物主のもとへたどり着く。そして「地球の自動販売機はないか」とたずねる。しかし造物主は「地球の新品はない」と答える。地球の資源は有限で、新品ととりかえようがないのだった。 村正:わら人形にささっていた村正と呼ばれる刀を持った武士は、魅入られたようのにわら人形を見かけると試し斬りをするようになる。だがそのわら人形は倒れると人間に変わってしまう。武士は最後には自分がそのわら人形になることは気づかない。 自画像:手塚治虫の自画像とどこかで見かけたようなVIPやおなじみのモンスターなど13人の意外な人物の肖像が、瞬間にスロットマシーン的展開をする。世界5カ国19人のアニメ作家が、、自画像をモチーフにして競作したオムニバス作品の中の手塚治虫のパート。
- 00:29:28#5 森の伝説あらすじをみる 手塚治虫が生涯敬愛していたアニメーションの巨人ウォルト・ディズニーへ捧げたオマージュ。チャイコフスキー作曲『交響楽第4番』(『ある森の伝説』)にのせて、自然破壊を繰り返す人間に対して森に棲む動物や妖精達が、生命の尊さを説き警鐘を鳴らす。全4楽章のうち 第1、第4楽章のみ完成。第1楽章では創成期のアニメーション、エミール・コールからディズニーを経て今日のテレビアニメーションまでの発達史を、第4楽章ではフルアニメーションとリミテッドアニメーションの対立を物語の中に織り込んだ手塚アニメの集大成。あらすじをみる 手塚治虫が生涯敬愛していたアニメーションの巨人ウォルト・ディズニーへ捧げたオマージュ。チャイコフスキー作曲『交響楽第4番』(『ある森の伝説』)にのせて、自然破壊を繰り返す人間に対して森に棲む動物や妖精達が、生命の尊さを説き警鐘を鳴らす。全4楽章のうち 第1、第4楽章のみ完成。第1楽章では創成期のアニメーション、エミール・コールからディズニーを経て今日のテレビアニメーションまでの発達史を、第4楽章ではフルアニメーションとリミテッドアニメーションの対立を物語の中に織り込んだ手塚アニメの集大成。
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