Slow and Steady
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1977年史上最年少のロックバンドとしてデビュー。1980年に“ヘヴィメタル宣言”を行うなど、様々な逸話を残している伝説のハードロックバンド「LAZY」。そのデビュー40周年を記念するシングル「Slow and Steady」が制作され、2017年12月6日、CD盤とともにハイレゾ版も同時リリースされた。
今回のシングルは、LAZYのメンバーである影山ヒロノブ、高崎晃、井上俊次の3人が、それぞれ1曲ずつ新曲を書き下ろしているのが特徴。また、井上俊次作曲の「Wandering Soul」と高崎晃作曲の「1977」に関しては、LAZYのデビュー曲「Hey! I Love You!」の作詞を担当した森雪之丞が手がけている。
<ココが聴きどころ!>
1998年の再始動第一弾のアルバム『Happy Time』以降、いくつかの作品リリースやライブ活動を行ってきたLAZYだが、それでも今回のシングルは6年ぶりとなる、久々の作品となっている。
しかしながら、そんな時間の長さをいっさい感じない、グルーブ感溢れるハードなサウンドが詰まっているのが今回のシングルの特徴だ。収録されている3曲は、メンバーの影山ヒロノブ、高崎晃、井上俊次が1曲ずつ作曲を担当しているのだが、それぞれに特徴があるのも興味深い。たとえば「Wandering Soul」は、ストリングスアレンジも活用されているため一見するとメロディアスな演奏にも感じるが、その根底にはハードでグルーブ感溢れるLAZYらしいサウンドで纏め上げられている。3人それぞれが40年にわたる活動で培ったテクニックやサウンドを使い、それぞれが考えるLAZYらしさを表現したかのような、まとまりのあるシングルに仕上がっているのは確かだ。
なお、ハイレゾ版に関しては、リアリティという点でかなりの優位性を持つ。LAZYのサウンドは(ヘヴィメタルということもあって)もともと分厚く、様々な楽器が幾重にも重なったアレンジとなっているため、よりリアルな歌声と演奏を楽しみたいのであればハイレゾ版が確実に有利となる。また、低域のフォーカス感も高いため、よりグルーブ感の高い、ノリノリの演奏を楽しむことができる。ハードロック、ヘヴィメタルこそハイレゾがいい!という評判の好例といえる音源だ。
(野村ケンジ)
収録曲
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レイジーの記念すべき新曲が到着いたしました。3人の想いが詰まったシングルです。
5点