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テレサ・ベルガンサ

1933年3月16日生まれ、スペイン・マドリード出身のメゾ・ソプラノ歌手。本名はテレサ・ベルガンサ・ヴァルガス。マドリード音楽院で学び、57年に仏エクサン・プロヴァンス音楽祭での『コジ・ファン・トゥッテ』のドラベッラ役でオペラ・デビュー。以来、ロッシーニやモーツァルトの作品やビゼーのオペラ『カルメン』の主役などを演じ、カラヤン、アバド、メータら超一流の指揮者や、伝説的オペラ歌手のマリア・カラスとも共演。92年のバルセロナ五輪開会式で歌唱するなど、国民的歌手として活躍。“世界一のメゾ・ソプラノ”と賛辞を贈られることも。75年以降は頻繁に来日し、後進の指導にも尽力。2022年5月13日にマドリードで死去。89歳没。