メナヘム・プレスラー

1923年12月16日生まれ、独・マクデブルク出身のピアニスト。39年にナチス迫害から逃れ、伊を経てイスラエルへ移住。46年に米・サンフランシスコのドビュッシー国際コンクールで優勝し、本格的なキャリアを開始。フィラデルフィア管で米デビューを果たすと、欧米の主要オーケストラと数多く共演。55年にはボザール・トリオを結成し、世界屈指の室内アンサンブルとして高評価を獲得。ソリスト、室内楽ともに傑出した才能を持つ。96年に72歳で米・カーネギーホールのソロ・デビューも話題に。国際コンクールの審査員を務めるなど後進の指導にも尽力。90歳超でも第一線で活躍していたが、2023年5月6日にロンドンで死去。99歳没。