Magical Circle

TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
アルバム
1,320円
※ハイレゾ楽曲の試聴はすべて通常音源になります。
ハイレゾファイル形式:FLAC | 24bit/96kHz
ハイレゾのデータ形式とビットレート数について
購入した作品の再生方法
※ハイレゾ楽曲の試聴はすべて通常音源になります。
ハイレゾファイル形式:FLAC | 24bit/96kHz
ハイレゾのデータ形式とビットレート数について

 3度目のアニメ化が話題を集めているTVアニメ『魔法陣グルグル』。その新ED主題歌を、同作の劇伴も手がけているTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDが1クール目に引き続いて担当することとなった。なお、先のED主題歌「Round&Round&Round」では、フィーチャリング・ボーカリストとしてボンジュール鈴木を迎えていたが、新ED主題歌「Magical Circle」では、新たに中川翔子を招へい。前作とはまた異なったイメージのサウンドに纏め上げられている。
 いっぽう、カップリング曲としては、1994年に放送された最初のTVアニメ『魔法陣グルグル』のED主題歌「Wind Climbing ~風にあそばれて~」を、TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDがリアレンジ。同曲のオリジナルアーティストであり、作詞作曲も手がけている奥井亜紀がヴォーカルを担当している。さらに、もうひとつのカップリング曲「ロ・ロ・ロ・ロシアン・ルーレット」はヴォーカルを上坂すみれが担当。フィーチャリングヴォーカリストが3曲で異なるという、手の込んだタイトルに作り上げられている。

<ココが聴きどころ!>
 TVアニメ『魔法陣グルグル』2クール目ED主題歌にして、TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND名義では4枚目のメジャーシングルとなる「Magical Circle」。全3曲収録されており、フィーチャリングヴォーカリストとしてそれぞれ別の、個性的な3人の女性ヴォーカリストを起用しているのが興味深い。
 まず、TVアニメ『魔法陣グルグル』の新ED主題歌にして中川翔子がヴォーカルを務める「Magical Circle」は、冒険を続ける主人公たちをイメージしたかのような、元気溢れる曲調に纏め上げられている。同時に、劇伴も含めTVアニメ『魔法陣グルグル』ではアナログシンセサイザーの音色にこだわっている、というだけあって、ストリングス以外、フルートの音なども含めてすべてアナログシンセサイザーをメインにサウンドを構成しているのが興味深い。いっぽうで、左右ばかりか奥行き方向まで音場を広く使ったサウンドレイアウトなど、TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDらしいテクノポップ流音楽表現はさらに磨きがかかり、こういった大きな広がり感は当然のごとくオリジナルスペックというかハイレゾバージョンでなければ十全に楽しめない。ハイレゾ音源ならではの表現や可能性を追求し続けている彼らのサウンドだけに、こちらのバージョンで聴くことを強くオススメしたい。
 また、今回はカップリング曲として、奥井亜紀が歌う「Wind Climbing ~風にあそばれて~」(1994年放送のTVアニメ『魔法陣グルグル』ED主題歌)や、上坂すみれがフィーチャリングヴォーカリストを担当する「ロ・ロ・ロ・ロシアン・ルーレット」も収録されている。「Wind Climbing ~風にあそばれて~」は映画のエンディングテーマのような印象的なアレンジだったり、いっぽうの「ロ・ロ・ロ・ロシアン・ルーレット」は上坂すみれならではの可愛らしい歌声が映えるポップなアレンジだったりと、趣向の異なる3曲が集まっているため、シングルとしてはなかなか聴き応えのある内容となっている。聴き込むのがとても楽しい作品だ。
(野村ケンジ)

収録曲

このアルバムの通常音質はこちら

TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND

日本のテクノ・ポップ・ユニット。1994年に“TECHNOBOYS”として結成。メンバーは松井洋平、フジムラトヲル、石川智久の3名。2005年に仏映像会社〈Le Pivot〉のPV曲のリミックスから現名義で始動。2007年には細野晴臣の音楽監修映画のサントラへの楽曲提供や『らき☆すた』主題歌のリミックスCDに参加して話題に。以降、『ウィッチクラフトワークス』『トリニティセブン』などアニメの劇伴音楽&主題歌を中心に活躍。2017年はアニメ『魔法陣グルグル』関連の作品を手掛ける。2019年にベスト盤『MUSIC FOR ANIMATIONS』をリリース。