ID

　2017年にアーティスト活動5周年を迎えた、寺島拓篤の7thシングル。彼らしい歌詞の世界観が光るEDMアレンジの表題曲「ID」のほか、おれパラからの出張版ともいうべき！？作詞を鈴村健一、作曲を森久保祥太郎が担当したカップリング曲「KimiKimiShake ～feat.D～」なども収録されている。
＜ココが聴きどころ！＞

　断言しよう。今回のシングルに関して、寺島拓篤の歌声はハイレゾ版がとてもいい。全体のバランスをいえば、CD盤を否定する必要は皆無なのだが、彼ならではの声の心地よさを存分に楽しみたいのだったら、やはりこちらがオススメ。基本的にとても澄んだ歌声なのだが、何処かホッとする、着飾らない素直な歌い方をしている彼の姿がリアルに伝わってくるのだ。そして、このストレートな歌声が、楽曲の魅力をさらに引き出している。より寺島拓篤らしさを堪能したい人は、絶対的ハイレゾ版を聴いて欲しい。
（野村ケンジ）