緋の稜線

あらすじ

昭和元年。胡桃澤家に三女が誕生し、自分の瞳で世の中を見つめ判断するようにとの願いを込めて瞳子と名付けられた。時は流れ、瞳子が15歳になった昭和16年。帝国海軍は米国連合艦隊をハワイ真珠湾にて急襲し、太平洋戦争へと突入する。激動する日本の中で、自分の選んだ人と結婚することを願う瞳子だったが、彼女のそんな気持ちをよそに見合いの話が…。そしてそこでの出会いが、彼女の運命を大きく変えていくことになる!! 戦前から現代まで、時代の流れに翻弄されながらも強く生きた女性たちとその家族を描いた長編ドラマ!

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  • 緋の稜線 (21)
    緋の稜線 (21)
    新婚の挨拶にリサの家を訪れた健吾だが、妻の寿々子の元に導かれるようにリサの父・龍一が亡くなった。そして、傷心のリサはフランスから帰国した望恵に誘われ、初めて二人きりで会うことになるが、望恵からリサの本当の父親がカリフォルニアの刑務所に殺人罪で服役中と聞かされ、衝撃を受ける。それを知った健吾になじられた望恵は家を飛び出し、車を暴走させ事故を起こしてしまい…。だが、衝突しかけた車に乗っていたのは、望恵の実の母・芙美香を育てた“志のや”の女将と、その孫・京四郎だった!?
  • 緋の稜線 (22)
    緋の稜線 (22)
    昇吾と瞳子夫婦の間に生まれた昇平を羨ましく、妬ましく思っていた望恵だが、昇平もまた、健吾や望恵にコンプレックスを感じ、比べられることを嫌っていた。昇平と話したことにより、幼い頃から抱いていた健吾への思いを断ち切った望恵の計画で、結婚した健吾とリサは新婚旅行先のカリフォルニアでリサの本当の父・ウェインと会う。そして望恵は留学中のパリに戻るのだが、そこで、偶然にも香月潤子と出会い、山田環、海藤近衛とも思わぬ再会を果たし…!?
  • 緋の稜線 (23)
    緋の稜線 (23)
    胡桃澤家の長女・華子の夫で、鈴木前運輸大臣が汚職容疑で家宅捜索を行われた。新聞やテレビで大きく報道され、そんな状況に憔悴しきった華子は、伊豆の別荘で自殺未遂を起こす。その後、菱屋との癒着も疑われ、過労と心労から瞳子までも倒れてしまう。見かねた健吾は、自ら設立したグローバル商事を辞め、会長代行として菱屋再建の決意をする!!
  • 緋の稜線 (24)
    緋の稜線 (24)
    倒れた瞳子に代わり、菱屋会長代行となった健吾。収賄事件は乗り切ったものの、彼は重役たちのやり方に納得がいかず、何度も話し合いを重ねるが、彼らの反発を招くばかりだった。そんな忙しさからリサを顧みない健吾は、彼女が妊娠し、流産しかけていると知っても、会社を優先する姿勢を変えなかった。そんな健吾を見かねた望恵は、健吾に代わり会社を立て直すため動き出す!!
  • 緋の稜線 (25)
    緋の稜線 (25)
    人は稜線を歩き続ける。山があり谷があり、起伏に富んだ道のりを振り返り、遠くに見れば穏やかな山の連なり、一本の道…。両親の違う健吾、昇平、望恵の兄弟、健吾の妻・リサ。それぞれの複雑な関係と思いが交差し、傷つき、疲れ果てて、各務一家はバラバラになっていた。人生という名の稜線に挑み続ける女性たちを、昭和初期から描いた感動ロマン大作、ここに完結!!
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レビュー・口コミ(6件) 一覧へ

  • 自分の人生にも教訓となるような学び多き作品でひた。ウィキで調べたら日本漫画大賞?にも選ばれている傑作なのですね!ドラマ化もされているようです。
    主人公の瞳子の生き方に心を打たれました。
    戦後はこういう事があったのか、と理解できました。今の自分が在る事にも感謝できます。
    自分も日本や世界を変えていくような志を持ち生きていこうと感化されました。
    そして志事ばかりではなく家族を大事にしていきたいなと思いました。
    また読み返したいです。
    5点
    ぱふぃーさん
  • 超超大作です。面白い、人の描写、女性の心情がとてもよく表現されています?
    5点
    ヤッターマンさん

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