あらすじ

銀座『柳寿司』三代目・柳葉旬。柳寿司の末っ子として生まれ、父親の跡を継ぐために寿司職人となって迎えた二度目の春――。寿司職人として大輪の花を咲かすべく、ただ今奮闘中!! 真鯛をけなす息子、真鯛に特別な思いを持つ老母。旬の真鯛の握りは息子の誤解を解くことができるのか!?

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  • 江戸前の旬(21)
    江戸前の旬(21)
    親孝行のために柳寿司にやってきた矢木沢(やぎさわ)は、イカの王様であるアオリイカを父親に食べさせる。しかしそれを食べた父親は、昔食べたマイカの方がずっと旨かった気がすると言ってマイカを注文する。矢木沢は、定年退職して覇気をなくした父親が、味覚まで鈍らせてボケたのかと怒り出す。銀座柳寿司三代目・柳葉旬(やなぎば・しゅん)は、矢木沢の父が食べたというマイカの正体を調べようとする。
  • 江戸前の旬(22)
    江戸前の旬(22)
    18年前に引退した“昭和の最後の名人”深川の親方が、突然ツケ場に立つことになった。その助っ人として指名された銀座柳寿司三代目・柳葉旬(やなぎば・しゅん)は、父・鱒之介(ますのすけ)が目標とする深川の親方の偉大さを教えられる。しかし、深川の親方の元に行った旬は、親方の目が見えなくなっていることを知る。いくら名人と言われた親方でも、目が見えずにどうやって寿司を握るのだ!? と考えてしまう旬であったが……!?
  • 江戸前の旬(23)
    江戸前の旬(23)
    銀座柳寿司三代目・柳葉旬(やなぎば・しゅん)の姉である真子(まこ)は、恋人・酒井(さかい)との付き合いに不安を感じていた。一方、酒井と市場で会った旬は、酒井から真子との結婚について相談される。姉には幸せになってほしいという旬の言葉に勇気づけられた酒井は、その夜、真子にプロポーズをする。涙ながらに婚約指輪を受け取る真子だったが、酒井の母が「その子との結婚は絶対に許しません」と……!?
  • 江戸前の旬(24)
    江戸前の旬(24)
    店の客である綾子(あやこ)からバレンタインのチョコを渡された、銀座柳寿司三代目・柳葉旬(やなぎば・しゅん)。しかしそれは義理チョコ。綾子には高校から付き合っている遠距離恋愛の彼がいるのだ。なかなか会えない彼に対し浮気の心配をする綾子を、優しく勇気づけた旬は、常連客の鈴音(すずね)たちから茶化されてしまう。翌日のバレンタインデー、彼を5時間も待ち続けている綾子に旬は思わず声をかける。旬の優しさに綾子の心は揺れ動き……!?
  • 江戸前の旬(25)
    江戸前の旬(25)
    築地市場で9年ぶりとなる全店舗の総入れ替えが始まった。謙介(けんすけ)が営む「海渡」は、義父の「魚銀」があった人気の場所に移動することになるが、中には入れ替えを機に涙を呑んで廃業する店もあった。仲卸業者の悲喜こもごもが染みついた市場を巡る銀座柳寿司三代目・柳葉旬(やなぎば・しゅん)は、引っ越し作業に忙しくする謙介たちに寿司の差し入れをする。そこに入っていたオニオコゼの握りを食べた謙介は……!?
  • 江戸前の旬(26)
    江戸前の旬(26)
    銀座柳寿司三代目・柳葉旬(やなぎば・しゅん)の姉である、真子(まこ)の結婚式のために帰ってきた次男・鮭児(けいじ)は、働かずに柳寿司でダラダラしていた。旬は自由奔放な鮭児が、日本でどんな仕事ができるのかと心配する。そこへグルメ番組によく出ているタレント・サネキチが店にやってきて、傲慢な態度でグルメの蘊蓄を語り出す。それを聞いていた鮭児は、間違った知識を自慢そうにひけらかすバカがいると喧嘩を売るのだが……!? 鮭児には隠されていた才能があったのだ!
  • 江戸前の旬(27)
    江戸前の旬(27)
    銀座柳寿司三代目・柳葉旬(やなぎば・しゅん)が開店準備をしていると、父・鱒之介(ますのすけ)に会いに来た老婦人・倫子(のりこ)が入ってくる。倫子は鱒之介を待っている間に、旬にイカづくしで握りを注文する。旬は細工を施したイカの握りを4種類作り、倫子はそれを塩とすだちで食べて、「さすが親方の息子さんだ」とほめる。倫子は、鱒之介のライバル的存在だった清瀬(きよせ)の奥さんであり、鱒之介に旬をしばらく預けて頂けないかと頼んできた。倫子の真意とは……!? 金沢に遠征した旬が、加賀前鮨「清瀬」のピンチを救う!
  • 江戸前の旬(28)
    江戸前の旬(28)
    金沢に遠征した銀座柳寿司三代目・柳葉旬(やなぎば・しゅん)は、加賀前鮨を握る「清瀬」の二代目・清瀬鮎美(きよせ・あゆみ)と共に、清瀬の看板を狙う「菊川水産」の菊川(きくかわ)から、清瀬を守ろうと力を合わせる。菊川は、真の加賀前鮨を語って清瀬の前に店舗を構え、清瀬と同じ鮨を半額で提供して客を横取り、清瀬を潰そうと画策する。しかし旬の考案したかぶら鮨が地元の人間の心をつかみ、清瀬は窮地を逃れる。それが面白くない菊川はマスコミを利用して、加賀前鮨の看板を賭けて、清瀬に新作鮨勝負を仕掛けてきた!
  • 江戸前の旬(29)
    江戸前の旬(29)
    加賀前鮨の看板を賭けた勝負を決着させ、金沢から帰ってきた銀座柳寿司三代目・柳葉旬(やなぎば・しゅん)。そんな旬を最初に出迎えた次男・鮭児(けいじ)は、「お帰り」の言葉もなく店を手伝えと言って出かけていく。店に入ると、今度は長女・真子(まこ)が、市場で買い物をしてこいと旬を追い出す。家族がなんとなく冷たいと感じる旬だったが、常連客の鈴音(すずね)や謙介(けんすけ)たちからも素っ気ない態度を取られ、寂しくなってしまう。金沢に行っていた間、連絡をしなかった自分が悪いと考える旬が、柳寿司に戻ると……!?
  • 江戸前の旬(30)
    江戸前の旬(30)
    銀座柳寿司三代目・柳葉旬(やなぎば・しゅん)は、甘エビやサケは絶対に握らない昔気質の父・鱒之介(ますのすけ)が、ウニだけは握ることに疑問を持つ。その時、店にやってきた中川(なかがわ)は、40年前にウニの旨さを広めるべく銀座の寿司屋を行商していた頃の話をする。当時、最初はウニを拒絶していた鱒之介だが、江戸前寿司の将来のためにウニを! という中川の情熱に根負けして、ウニを握ったのだった。しかしウニを握った鱒之介に、旬の祖父である鮃蔵(へいぞう)が激怒して……!?
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