音色が愛しむ贄娘
あらすじ
あるところに、目が見えない王子さまと、耳が聞こえない王子さまがいました。それぞれの父親である王さまたちは、星に願いをこめ……そして、悲しい奇跡が起こりました。森で独り暮らすエラは、「暗闇」と「無音」という試練を与えられながらもほがらかに暮らす16歳の少女。そんなエラの前に現れたのは、“ある人”を捜して森を彷徨っていた王太子・エーデルシュタイン。この国に“一人しかいない”はずの蒼玉の瞳を持つ二人が出会った時、運命の歯車が回り出す――。視覚と聴覚を「奪われた」少女と、少女の笑顔を守ると誓った二人の王子。交錯してはならない運命の三人が織りなすロマンスファンタジー。【第1話】
配信中作品一覧
- 音色が愛しむ贄娘(11)
165円
時は遡り、15年前――。同盟国との親睦を深めるため、隣国ラフィーシアを訪れたエデルと弟のルシエル。隣国の姫・サティーナ嬢が案内した王宮内の書庫で、エデルが偶然見つけた希望の光とは……。【第11話】 - 音色が愛しむ贄娘(12)
165円
すっかりサティーナに気に入られたエラだったが、エデルと彼女の関係性を思うと言葉にできない想いが胸に引っ掛かる。その時、エデルの口から知らされた思いがけない二人の婚約の取り決めとは――?【第12話】 - 音色が愛しむ贄娘(13)
165円
実家に向かう道中で大はしゃぎのエラをよそに、浮かない表情のヴァル。サティーナから託されたエラの瞳の秘密を想うほど、彼女のことを何も知らない自身の無力さを痛感する。苦し気なヴァルを心配したエラは……。【第13話】 - 音色が愛しむ贄娘(14)
165円
ついにエラの犠牲によって成り立った”儀式”の真実を、彼女に告げると決めたエデル。どう言葉を尽くしても言い訳じみてしまう自分に、自責の念が募るエデルを、エラはまっすぐに見つめて……。【第14話】
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