あらすじ
押小路男爵家の長男・龍は、武道専門学校校長・内藤の教えに感銘を受け、武道専門学校「武専」に入学することになった。その登校初日の朝、乱暴者たちとケンカをしている龍を見ている男がいた。「武専」で顔合わせを済ませた龍の前に、そのときの男が現われ…。次第に戦争へと傾斜していく昭和初期の京都を舞台に、ひたすら剣の道を極めんとする男・龍の破天荒な生き方を描く!!
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- 龍-RON- 11
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溝田の映画で娼婦の役を演じているていは、悩んでいたシーンで完璧な演技を見せ、監督の絶賛を浴びた。女優の仕事に今までにない充実感を得るてい。一方、四国に向かった龍は、砂金採りは果たしたものの、依然、金鉱を見つけ出せずにいた。 - 龍-RON- 12
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今度の役、華族令嬢の役作りのため、入沢と東京の高級店で買物をして歩くてい。華族の出の入沢は、逆に役作りのために新聞の売り子をはじめる。入沢の付き人・関根はそれを快く思わず、レストランにていを残したまま、財布を持って店を出てしまう。困ったていは…。 - 龍-RON- 13
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映画の撮影中にも関わらず、ていは岡山時彦といっしょに温泉に行ってしまう。新聞は恋の逃避行と書きたてる。しかし、ていは岡山の体を気遣ってついて来てしまっただけだった。撮影が再開され、ていは見事な演技を見せることで、スキャンダルをささやく周囲を黙らせてしまう。 - 龍-RON- 14
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押小路の銅山が住田財閥に売れることになった。しかし、龍は住田の本店支配人・大薮に賄賂を送っていた蒲郡を辞めさせてしまう。小鈴の家で、叔父の卓磨に会った龍は、この収賄事件をリークしたのが父の一磨である事を知らされる。 - 龍-RON- 15
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思わぬスキャンダルに見舞われて大部屋の女優に戻っても、けなげに生きるてい。そんな彼女の元へ、一通の電報が届いた。そこには「チチ キトク」の文字が…。故郷へ帰るため、会社の経理に給料の前借りを頼むていだったが、あっさり断られてしまう。 - 龍-RON- 16
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小田安次郎監督の映画『息子よ』の杉子役をもらったてい。ていは、二年ぶりの主演となるこの映画に、全身全霊を傾けていた。だが監督は、何度も何度もテストをくりかえし、なかなかOKを出さない。そして、監督は自分を無にして演じることをアドバイスする。 - 龍-RON- 17
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鳳花のいた京劇の稽古場、科班(コオパン)を鳳花と共に見学に来た龍。鳳花は世芳との立ち回りの中で、自身の過去を思い出していた。鳳花の冷酷なまでに鋭い剣さばきに怯え切ってしまった世芳に、鳳花は役者の道を優しく諭す。そんな鳳花を見て、龍はある決意を固める。 - 龍-RON- 18
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京劇役者鳳花と知り合い、京劇の魅力にとりつかれた龍は、日中友好のために京劇招聘に動く。ていを起用したポスターを貼ったり、飛行機を使ってビラを配ったりと派手な宣伝活動をした。この龍の行動を見た卓磨は、龍を呼び出し、押小路グループの幹部会議で決まったことを伝えるが…。 - 龍-RON- 19
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中国皇帝の秘宝が、各国の争いの種になってしまうと恐れた龍と鳳花の母・高瀬紅子こと趙紅華(チャオホンホア)は、その秘宝を隠してもらうため一磨に手渡した。一磨が秘宝の在りかを知っていると聞いた鳳花は、押小路家を襲撃する。しかし、一磨の答えは「すべて燃やしてしまった」だった。 - 龍-RON- 20
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脱獄した龍をかくまった後、家に戻ってきた小鈴の元に卓磨から電話が入り、突然、神戸の別荘に来るように言われる。龍と一夜を過ごした後すぐに卓磨と会う気にはならなかった小鈴ではあったが、卓磨が龍の逃亡先を知っていることを知り、神戸の別荘に向かうことにするが…。
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レビュー・口コミ(2件) 一覧へ
- おもしろいですよー!スポ根プラス歴史モノな感じでわたしにはツボでした!5点
- とても面白いです!昭和初期が舞台なのでたいていは戦争で暗くなりがちですが、この漫画は視点がグローバルで飽きません!主人公の恋愛の変遷も見どころです??5点