あらすじ
その暴力性故に“鬼子”と呼ばれ周囲から恐れられる少年・了一。喧嘩に明け暮れる日々だったが、ある時警察官の小宮に補導される。了一を更生するため、小宮がとった手段は“剣道”。この出会いをきっかけに少年は奥深き剣の道を歩み始めるが、仲間の裏切りにより重傷を負い右腕に後遺症を残してしまう。隻腕の剣士として上段を極めんとする了一が剣道界に旋風を巻き起こす
配信中作品一覧
- 剣に焦ぐ 11
660円
地区予選二回戦、銀栄高校との対戦は1人負け/2人引き分けという、これ以上勝ち星は落とせない状況で副将戦に突入した。静かな試合展開が続く中、紅泉の副将・狭間が引き技を仕掛けようとしたその瞬間、相手の選手も動き出す。引き面で顎が上がったところを狙って、喉に直接突きを入れようとしてきたのだ。剣道を「殺し合い」と捉える銀栄の副将・我孫子のこの行動に、狭間は―― - 剣に焦ぐ 12
660円
都大会出場をかけた三回戦。紅泉高校の対戦相手は、強豪・蒼帝学園!加えて紅泉は一人不戦敗という、圧倒的に不利な状況でのスタートが確定していた。先鋒・次鋒が負けたらその時点でチームが負けるという事実を聞いた先鋒・住吉は、あまりのプレッシャーにトイレに駆け込み閉じこもってしまう。幼なじみである高尾が説得しに行くも、なかなか出てこない住吉に対して、高尾が取った行動とは――!? - 剣に焦ぐ 13
660円
都大会出場をかけた三回戦。副将が棄権というハンデもあり、強豪・蒼帝学園を相手に、紅泉は苦戦を強いられていた。中堅戦の対戦相手・正丸夏生(しょうまる なつき)の剣を捉えようと必死に集中する了一だったが、彼の心は乱されていた。正丸の剣は、了一の師・小宮の剣を髣髴とさせるものだったのだ。この剣に、了一はどう挑む――!? - 剣に焦ぐ 14
660円
地区予選が終わり、その足で小宮のいる道場に向かった了一。同じ考えで道場に赴いたのは、蒼帝高校の正丸だった。気まずい沈黙の中、道着に着替える了一と正丸だったが、正丸が先に話を切り出す。その内容は、「守破離」について。師である小宮の剣をひたすら「守」ってきた正丸にとって、了一の剣はどのようなものになったのか――。 - 剣に焦ぐ 15
660円
夏の玉竜旗に向け、国領の師範のもとで修業を積む了一。呼吸すら悟らせない「無の打突」の習得を試みるが、彼にこびりついた殺気は根強く、打突の気配を殺すことに苦戦していた。その様子を見かねた国領が了一に問いかける。『人殺したことあんの?』 了一が超えてきた「一線」とはーー!?彼の秘められた過去が、徐々に明かされる。 - 剣に焦ぐ 16
660円
了一と小宮が交わした稽古の約束は果たされず、待ち合わせ時間になっても現れなかった小宮がいたのは、病院だったーー。警察官としての責務を全うし、公務中の事故に巻き込まれてしまった小宮。言葉を失う了一に対して、小宮は語りかける。「ここが了一くんの”離”だーー。」剣道に出会わせてくれた師からの”別れの言葉”に、了一の感情は大きく揺れーー!? - 剣に焦ぐ 17
715円
『これが玉竜旗だ』玉竜旗四回戦、雷天高校の先鋒桜川に対するのは次鋒高尾。初太刀から間合いを詰めていく高尾に懸念を抱く市ヶ谷だが、高尾が恐れず踏み込めるのは市ヶ谷のおかげだった。予想外の事実に驚く市ヶ谷に笹塚が語った仲間の負けの意味とは。 そして高尾の前代未聞の剣道が会場を沸かせていく――!? 紅泉高校vs雷天高校、総力戦!! - 剣に焦ぐ 18
715円
『しがみついてそれなら、さっさとやめた方がええよ』玉竜旗四回戦、狭間の対戦相手は雷天高校大将の天満。狭間の剣道愛が合理性に欠けると不快感を抱く天満は、狭間のデータ剣道に対し効率重視の引き技で応戦していく。しかし突如試合中に天満の胴紐が切れてしまい――修繕の申し出をしたのはなんと狭間で!?対照的な二人の試合の行く末とは――!?
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